仲間入りしてみれば
未だ、誰にも襲われません。
何時頃、襲われるのかも未定です。
当分は三人の会話が続きます。
10月3日(金)
ゲームが開始されてから二日目──。
結局、私は家には帰れず関西弁達の隠れ家──関西弁は『秘密基地』と言ってるけど──に泊まった。
両親は留守だし、戸締りもしてあるからいいんだけど……。
朝食はどうするんだろう?
どっかに食べに行くのかな?
関西弁に聞いてみ────
「──っ、うぎゃぁぁぁあああっっっ!!!!!!」
私はあらん限りの声を出して叫んでしまった。
────だって!!!!
「何で隣で寝てるんですか! 何で上半身、裸ですか?!」
関西弁ってば、頭おかしい奴なのっ?!
関西弁
「……なんや、煩いやんけ……」
「煩いのはアンタの所為です!!」
関西弁
「……ええやん、ジャージ着とるんやし……ねむっ」
「寝るな~!! 寝るなら服着て寝ろ~~~!!!!」
?
「あー、コイツは全裸じゃないと熟睡出来ない奴なんだわ。悪いな。──ってか、何でオレが謝ってんだか」
「ぇぇえええっ!! 関西弁は露出狂だったの? 酷いっ、騙された!!」
私は素早く毛布から出て関西弁から離れた。
?
「……朝から騒がしいな、86は。おい、103! もう、起きろよ。食いに行くぞ」
「食いに? あっ、朝食? 朝食だよね! 良かった~♪」
?
「ああ、腹空いてんだね。行くよ、ジョ◯フルにね。103の奢りだからな、好きなだけ食べれるぞ」
「えっ?! 関西弁の奢りなの?! 関西弁って露出狂なだけじゃなくて、太っ腹なの?」
関西弁
「関西弁は止めてくれへんかな。俺には青柳克己っちゅう名前があるんやで」
?
「前を隠せ!」
「…………最低ぇ」
関西弁……青柳克己は、眠たそうにモタモタと下着を着ている。
克己
「青ちゃんの名前は何て言うんや。まあ、俺は青ちゃんでも構わへんで。俺の名前も青やしな!」
?
「ちょっと! 何時迄 待たせるのよ! 早く行きたいんだけど!」
克己
「はよーさん、紫ちゃん」
紫ちゃんと呼ばれた人
「紫って呼ばないで! 馴れ馴れしいのよ。早く服を着なさい!」
克己
「紫ちゃん、朝からおっかないで。折角の可愛い顔が台なしや。スマイルやで」
紫ちゃんと呼ばれた人
「アンタの裸を前にして、誰もスマイルなんて出来ないわよ!」
「あの〜、貴女は?」
紫ちゃんと呼ばれた人
「ああ、昨日の子ね。あたしは富条紫織よ。貴女が来る迄、女はあたし一人だったのよ。こんな変態は放っといて女同士仲良くしましょうね☆」
「はい! お願いします! 私は越宮重美です。重美って呼んで下さい。えと、富条さん?」
紫織
「嫌ねぇ、富条なんて他人行儀よ。〝しおりん〟って呼んで。あたしも〝えみりん〟って呼ぶから☆」
紫織さんは可愛い笑顔で私にウインクしてくれた。
紫織さんって口調はキツいけど、きゃっわいいな〜(////)
克己
「アカン! アカンでぇ! 騙されたらアカンで重美! 紫ちゃんは女装趣味の変態男やで! 俺にしとき!」
重美
「…………え? しおりんは私と同じ女子高生じゃないの?」
克己
「ちゃうで。紫ちゃんは俺等と同じ男子高生やで! 女子高生は重美だけや」
重美
「そんなぁ〜! しおりんが男子高生なんてぇ」
紫織
「青柳ぃ! 全裸にならないと寝付けない お前に『変態男』だなんて言われたくないんだよ!!」
克己
「ほら見い、本性を現しおったで! これで紫ちゃんが俺等と同じ男子高生ってのが証明されたやろ!」
重美
「元はと言えば、関西弁が〝紫ちゃん〟って呼んだからじゃないですか! ──ってか〝重美〟って気安く呼ばないで下さいよ! 彼氏でもあるまいし!」
克己
「なんや、重美は彼氏が欲しいんか? 俺はフリーやし、彼氏になったるで!」
重美
「そんな話はしてないです! 私はお腹が空いてるんです。早く服を着て下さい! えと、最低でも五人で行動するんですよね?」
紫織
「そうよ。他の五人は先に行ってるんだから、あたし達も早く済ませなきゃ」
?
「取敢ず、オリは今の内にスカートからズボンに履き替えるべきだと思うけどね」
紫織
「スカートでいいのよ。相手を油断させるには、生足がチラリするスカートがいいんだから。レースから透けて見える生足なんて──」
重美
「…………。しおりんが女装してるのって、趣味じゃなくて油断を誘う為にしてるって事?」
紫織
「そうよ☆ あたしって同性からも異性からも『可愛い』って言われるのよ。それをフル活用しない手は無いでしょ?」
重美
「うん、しおりんは可愛いよ! 関西弁に言われても未だ信じられないもん!」
?
「オリは、オレと違って──。オレの名前……未だ言ってなかったよな。オレは紫音だ。オリとは二卵性双生児で、オリが兄貴だ」
重美
「二人は双子なの?! そうなんだ~! 二人共、同じ青色で良かったですね」
紫織
「そうなのよね。ノンが敵側だったら最悪だもの」
重美
「最悪?? どうしてですか?」
紫音
「それはオレが──」
克己
「待たせてもうたな~」




