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第130弾

題名「殺人の理由」


告白します。私は殺人を犯しました。とても苦しく、とても熱く、とても痛く、とても寂しく、とても悲しく、とても楽しく、とても面白く、私は殺人を犯しました。動機ですか。動機は、ただ・・・・大嫌いだったからです。

殺人が人間として最低な地に堕ちる行為であることは承知しています。しかし、どうしても我慢できず、どうしても心に広がった衝動を抑えることはできませんでした。

・・・いえ、何か言われたわけではありません。また、何かされたわけでもないのです。・・・ただ私が生理的に受け入れられない人間であった。というだけにすぎませんでした。

だから、今回のこの殺人がどれだけ相手の方にとって理不尽きまわりないものであるのか、自覚がないわけではありません。絶対に行ってはいけないものであると理解していて、殺人を行ったのです。

私の殺人の理由が多くの人々にとって、理解しにくいものである動機だとわかっています。・・・ただ、だからといって、動機を理解してほしいとは思いませんから、理解してもらおうと努力する気は微塵もありません。

・・・・ああ、私があの人間を殺したという証拠ですか。それはどのように説明したら納得して頂けるでしょうか。凶器があればわかりやすいでしょうし、血のついた服があってもいいでしょう。首を絞めた紐でも証拠でしょうし、そもそも死体を運んで来たならば、簡単に納得して頂けるでしょうが、残念ながら、死体を含めて、証拠などありません。

殺された人間は私自身ですから。

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