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第二話 時の流れと今

連続…とまでは行かないですが投稿します。

教室についた一真に最初に話しかけて来たのは、やはり美夜と優香であった、


「大丈夫ですか、一真さん…随分と疲れてる見たいですけど…」


心配そうに一真を見る美夜、それに気付いた一真は…


「…大丈夫だ、少し疲れただけだ…」


そう言いながらまたもや美夜の頭を撫でる一真、それを受けて顔を赤くする美夜、しかし、場所が悪かったのか、男達の殺気(嫉妬の念)を感じて席を立つ一真、


「…トイレに行って来る…」


そう言い残して教室を後にする一真、それに続いて出て行く十人の男達…それから数分後…


「…彼らはどうしたんの?兄さん…」


そう聞かれてしかめっ面をする一真、そして…


「…多分屋上で寝てるんじゃ無いか?」


屋上で何があったか大体予想が着く美夜と優香、我ながら酷い事をしたと言う顔の二人、ま、気にするなと言わんばかりの一真が凄い…そんなこんなで昼休みになって居た、


「…さて、飯にするか…」


そう言いながら弁当を持って教室を出ようとした一真を美夜が止めた、


「一真さん、明日の事なんですけど…」


全部話す前に美夜を連れて屋上に向かう一真、ちなみに、付けて行こうとして居た奴等は優香により排除されたとさ、そして数分後、屋上ではでは、晃平、広秋、楓、詩乃がすでに場所取りを済ませて居た、


「あ…やっと来た、あれ?優香は?」


そう聞かれて少し迷った後一真が、


「…いつもの奴等の排除に向かった…」


そう言われて何となく理解出来た様で納得する広秋達、そんな事を話して居ると…


「ふぅ…今度から気を付けてって再三言ったのに…」


そう愚痴りながら手をハンカチで拭いて居るのを見て尋ねる広秋、


「…ところで、何で手を拭いてるんだ?」


それを聞かれて少し怒った顔をする優香、


「…そんなに見たいんですか?血で汚れた私の手を…」


それを聞いた瞬間から指を鳴す優香、それを見ておびえる一真と美夜以外のメンバー、


「一つ思ったが、怖くないのか?二人は…」


そう聞かれて(いつもの事だ)と言う一真、しかし、このままでは優香の怒りが爆発しそうなので一真が…


「…いつもすまないな、今度何かおごってやるから許してくれ…」


そう言われて渋々納得する優香、そして…


「それじゃ…明日の帰りに緑凛堂りょくりんどうのスイーツパフェをおごって貰います」


そう言ながら笑顔になる優香、それを見て安心した一真達、それから数分後、話題は明日の事になって居た、


「…でよ、明日の事なんだが…どうするよ?」


そう、明日から夏休みを迎える一真達、なので何をするかを決めようとして居るのである、


「…その件は、隆司が来てから決めようと言っただろうが」


その時ある事に気付いた一真が立ち上がった、


「どうしたんだよ?一真…」


「…盗み聞きしている奴が居る…」


そう言いながら扉の方へ歩いて行く一真、その途端、扉の向こう側から数人が走り出す音が聞こえて居る、しかし、その音は途中で止んだ、


「やれやれ…いつからこの学校は屋上の生徒の話を盗み聞きする輩が居るとは…」


そう言い終えた瞬間、二人の生徒が吹き飛んで来た、それを受けとらず受け流した、


「いつも思うが…むやみやたらに人を蹴り飛ばすのは止めろよな…隆司」


「すまんな、つい昔の癖でな…」


そう言いながら残りの奴を放り投げた、


「もう良い…うんで、明日はどうするよ?」


「そうだな…海と山が定番だが…何せ学園都市からは出られないからな…」


会議を開き始める一真達、しかし、中々決まらない様子で…


「そう言えば気になってたんだが…二人はどうして知り合ったんだ?」


「それはな…」


聞かれた瞬間から少し話辛そうな一真、それを見て居た隆司が…


「俺と一真と楓は、同じ孤児院の出身なんだ…」


「うそ…」


「本当だ…」


衝撃的な事を伝えた隆司、さらに話を続ける、


「…俺達はな、二歳で捨てられて、五歳までは施設で育てられたんだ…」


「…そして、五歳のある日、ある組織に入って居た師匠に連れられて、俺と隆司は京都の田舎へ、楓も途中まで一緒に居たんだが…違う人に連れられて、違う場所へ移されたんだ…」


衝撃的な人生を送って居た事が判明した一真と隆司と楓、そして…


「師匠の元で五年間修行した俺と隆司は、すぐに…戦場に連れて行かれた…」


それから五年は地獄だったと言う一真と隆司、楓は何も言わなかった…


「そんな事が有ったんだ…しかし、彩井と古川とはどうして知り合ったんだ?」


「ああ…それはだな、今から八年前、組織内の研究所で優香が美夜を殺そうとしていたところを俺が止めたんだ…」


そう言われて驚いた表情をする広秋、そして…


「…嘘だろ、あんなに仲良いのに…」


「今だからこそ仲が良いが、組織に居た頃はひどかったからな…」


そう聞いてこれ以上の散策はしない方が良いと判断した広秋、そして…


「ま、あそこから抜け出して三年が立つからどうなったかは知らん、でも、学園都市ここに来て良かったと思ってるよ」


「そっか、嫌な事聞いて悪かったな、ところで…話を戻すが、どこに行きたい?皆」


そう言われて考え込む一真達、すると美夜が…


「では…緑地公園にでも行きませんか?

皆さん…」


「緑地公園か…良いんじゃあ無いのか?」


そう言いながら賛成の意向を見せる一真と皆、すると…


「お…楽しそうな話をしている様だな…俺も混ぜてくれよ」


「あら…何で兄貴が居るの?

部活はどうしたんだよ?」


そう説明されて現れたのは楓の双子の兄、匡正である、


「おう、匡正か…杖術部はどうしたんだ?」


「ああ…大丈夫だよ、てか、完全に忘れてる見たいだが…俺、もう引退したから、結構暇なんだよな…」


そう言って全員の近くに座る匡正、彼も混ぜての会議が開かれた、


「…まぁ、明日行くのは良いが…その前にやらないと行けない事がある」


「…仕事か?」


そう聞かれた匡正が仕事では無いと言う顔をする、


「…仕事では無い、これはミッションだ!!」


「…(出たよ匡正の理屈、しかしま、いつもの事ながら凄いな…)」


そう考えて居る一真、それに対して匡正が…


「…何か言たそうだな、一真よ…」


「いや、別に…ところで今回のミッションは誰が行くんだ?」


そう聞かれて考え込む匡正、そして…


「そうだな…一真と楓、隆司と詩乃ってとこかな?」


「メンバーは分かった、うんで?

今回のミッション内容は何だか?」


そう聞かれてすぐに発表する匡正、


「今回はな…三階の音楽室から聞こえる不審に音と、理科室の幽霊騒ぎの沈静化だ…二つとも、教員側からの依頼だ」


「…どちらも、普通に嫌がらせにしか見えんな…」


そう言って頷く一同、しかし、一真は一つの疑問を抱いていた、


「…今回のミッションに武器は必要ないだろうな?」


「そうだな…一応、生徒の悪戯の可能性が高いから、灸をすえてやれと言われて居るからな…」


そう言われて溜め息を出す一同、そして…


「…つまり、竹刀やエアーガン辺りにしとけと言う事なのね…」


「そうなるな…」


「…ガキの遊びじゃあ有るまいし…」


そう言って苦笑する広秋と楓、それを聞いて居た匡正が…


「でないと、お前等は殺しかねん武器を持ち出しそうだからな…」


そう言われて今度は言い返せない二人、すると晃平が…


「あははっ、良いじゃん、楽しいし」


「楽しくない!!」


そう同時に突っ込みが入れる二人、そして…


「まぁ、良じゃあないか、それじゃまた夜にな…」


そうして解散した一真、そして時間は過ぎて放課後…


「一真~、遊びに行こうぜ!!」


「…すまん、今日は用事が…」


そう言ってスタスタ教室を出て行く一真、そして一度帰り、夜になり校舎の前に集合して居た…


第二話 完

如何でしたか?

また早めに投稿します

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