第一話 平和な日常
物語の始まり、キャラクターの容姿はまた今度紹介します
その日はいつもにも増してひどい夢を見た一真、そして目覚ましの音で起床した。
「…またあの悪夢か…ここ数年この夢しか見て無いな…」
そう言いながら額の汗を拭う一真、
「…ここに来てもう三年か…何も変わって無いな…ふっ、こんな姿師匠が見たら殺されそうだな」
そう言いながらベッドから起き上がり、着替えようとした時、一真の部屋にノック音が鳴り響いた。
「一真兄さん、起きてる?」
少女の声が聞こえると一真が…
「ああ…起きてるよ優香、すぐに下に降りるから待って居てくれ…」
すると優香は返事をした後に階段を降りて行った、
「…さて、着替えも済ましたし、そろそろ降りるか…」
そう言いながら、部屋を出ようとした一真がふと手を止めた、
「…メール?誰からだ?」
そのメールの内容を見た瞬間、一真は驚いた、
「…何なんだよ、これ…何で俺の夢の事を知ってんだよ…気持ち悪奴が居たもんだ…」
そう言いながらそのメールを消す一真、それから下に降りた一真の見た光景はいつものものだった。
「あ…おはようございます、一真さん」
そう言って丁寧な朝の挨拶をする少女は、透き通るかの如く白い美しい肌をしている、
「おはよう美夜、相変らず朝に弱い見たいだな…」
そう言いながらも、何処か心配そうな表情の一真、
「はい…少しキツいかも知れないですが…でも、大丈夫ですよ」
そう言いながらも作り笑いを浮かべる美夜、
「本当にか?俺で良ければ力になるぞ、…とはいえ、美夜には方術は効果ないし…」
そうブツブツ言いながら考え込む一真、それを見た優香が…
「大丈夫だよ、美夜さんは強いから…」
それに便乗する様に美夜が…
「そうですよ、大丈夫です、ただ…吸血鬼の性質ですから…仕方無いんです…ですから…心配しないで下さい」
そう言ったところで一真は納得した様子である、それから朝食を食べて居ると優香が…
「あ…そう言えば、兄さん宛てに手紙が届いてたよ~」
その手紙を受け取った一真は眉をひそめた、
「何故にこのメールの御時世に手紙何だ?」
そう言われて確かに謎に思う三人、取り合えず手紙を開けて読み上げるところが少しずれて居る一真である。
「え~と、拝啓 一真様、元気にしているか?
毎日トレーニングを怠って無いだろな?
聞きたい事は沢山有るが…最近変わった事は無かったか?有ったら連絡を入れなさい…だとさ」
そして、手紙を封筒に居れてその場に置いて立ち上がった一真、そして、何かを考え込む体制を取った、
「…(分からん、何で師匠までこの事を知ってるんだ?)」
そう考え込む一真、その姿を見た美夜が凄く心配そうな表情を浮かべて居る、
「あの…大丈夫ですか? 一真さん…」
そう言いながら今にも泣き出しそうな顔をする美夜、それを見た一真が…
「(何故に泣きそうな顔をするんだ?)…大丈夫だ、ただ考え事をしてただけだ…」
と言いながら美夜の頭を撫でてやる一真、すると…
「か、一真さん…恥ずかしいです…」
そう言われてすぐに頭から手を放して玄関に向かう一真、
「…そろそろ出ないと遅刻するぜ」
そう言われて二人も玄関に向かったのであった、しかし…
「…まずいな、さっきのは空耳かと思って居たが…」
そう言いながら玄関の扉を開けた瞬間…
「行け!!晃平!!」
広秋により一真に向かって投げらる晃平、しかし、冷静に玄関を閉める一真、もちろんドアノブで頭を打ってのたうち回る晃平、そして…
「…こんな暑苦しい日に何が悲しくて野郎に抱き付かれにゃあならんのだ?
あぁん?」
少しキレ気味の一真がのたうち回る晃平を踏み付けながら広秋を睨み付ける、
「ははっ、済まない、軽い冗談だよ…」
ようやく一真の足から抜け出した晃平が立ち上がった。
「お前は俺を殺す気か!!!!」
叫びながら一真に向かって殴りかかる晃平、しかし…
「…はぁ、仕方ない、…晃平、お前が悪いんだからな…」
そう言いながら何かの構えを取る一真、そして…
「…克心流翠震昇」
説明しよう、翠震昇とは、相手の攻撃を受け流し、捌きつつ手の甲で相手の額に軽い振動を与えて、相手をしばらく気絶させる技である。
翠震昇をモロに喰った晃平、その場に居た誰もが逝ったと思って瞬間…
「…この野郎、俺を殺す気か!!!!!!」
そう、翠震昇を喰ったにも関わらず、立ち上がったのである。
「そんな馬鹿な…遂に晃平にこの技が効かなくなったなんて…今まで約2528回も決まってたのに…仕方ない、次の技に…」
そんなそこはかとな~く危険な発言をする一真、一方その頃学校では…
「………」
此処は校舎裏に有る弓道場、そこで一人の少女が競技用の弓では無い、明らかに短い弓を使って的に向かい矢を放って居る、しかし、明らかに矢が的まで行くのに起動がおかしい、
「…まだまだね…」
そう言いながら的を眺める少女、そこへもう一人少女が出て来た、
「おはよう、朝から頑張ってるわね、詩乃」
そう言って肩までしかない髪をなびかせながらやって来たのは、眼鏡をかけた少女である、
「弓矢何てロータルな武器を使わないで、ボクみたいに拳銃にすれば良いじゃあ無いか…」
そう言いながら鞄から二丁の拳銃を取り出す少女、ちなみに形状は、44口径マグナムとグロック26アドヴァンスである。
「…あのさ、楓、銃刀法って知ってる?」
そう言われて不思議そうな顔をする楓、そして…
「じゅうとうほう?何さそれ?
何かの小説の名前?」
そう言われて最早溜め息しか出て来ない、(普通は銃刀法を知ってるだろ)とツッコミたい衝動に駆られる詩乃、しかし…
「…もう良いよ、早くその物騒な物を直しなさい」
そう言いながら自分も弓矢を袋に入れる詩乃、そして…
「…取り合えず教室に行こうか…」
そう言いながら校舎に向かって歩き出す詩乃、それを追いかける形で移動を開始する楓、一方その頃一真達は…
「死にさらせ!!!!晃平!!!!」
そう、広秋によりさらに壁に投げ付けられて居る、ちなみに一真は無言で、そして鮮やかに突っ込んで来た晃平をかわした結果である、
「…どう言うつもりだ?」
そう言いながら手の平を鳴す一真、それを見た広秋が…
「我無実、我無実なりよ!!!!」
そう言いながら逃げの体制に入る広秋、しかし…
「逃がさん…」
「な…何だ、今の縮地っぷりは!!!!」
そうツッコミを入れる晃平、そして…
「…死んで償え、克心流 乱れ桜」
(説明しよう、乱れ桜とは、右に太刀を左に小太刀を構えた状態で、右の太刀は桜が散る様に緩やかに、左の小太刀は豪雨の様に素早い斬撃を放つ奥義である、)
見事な縮地を見せると同時に、二本とも峰にし、小太刀の方は逆手持ちにした状態で乱れ桜を放った一真、それを思いっ切り喰って吹き飛ばされた広秋、そして…
「ぐふっ…やりやがるな…おい」
そう言いながらくたばる広秋、その後、彼の身柄を晃平により搬送されたとの事だそうだ…
それから数分後、一真達は学校に到着した、
「…あら、一真達じゃん、おはよう」
そう言いながら話しかけて来たのは、楓である、
「おはよう楓、相変らず朝から元気だな、おい…」
そう言われて膨れっ面になる楓、
そう言いながらも少し楽しそうな楓、
「…やっぱり高いよ、テンション、朝からはな…」
軽く流そうとした一真、しかし…
「あ~一真が無視した~良いもん、良いもん、撃ち殺すから良いもん、」
そう言いながら双銃を乱射し始める楓、それをいつもの光景だと言わんばかりに無視する広秋と一真、しかし乱射して居る為、無視出来ない状況に有るのは確かだ、すると美夜が…
「…走って逃げましょう、優香」
そう言いながら走り出す二人、しかし、残された一真、広秋、晃平の運命はどうなったのか、今から説明をします…まずは一真から…
飛び交う弾丸の中、太刀を構える一真、そして…
「…克心流 回転双羽陣」
(説明しよう、回転双羽陣とは、その名の通り、太刀を回転しながら相手の攻撃を防ぐと言う、奇妙な技である)
回転双羽陣の効力で何とか弾丸を防ぎながら移動して行く一真、実に奇妙な光景である、一方その陣広秋は…
「…さすがに弾丸を受けたら死ぬな…仕方ない、アレを使うか…」
そう言いながら、何の構えも取らない広秋、しかし…
「…行くぜ、スパイラル クロス」
(説明しよう、スパイラル クロスとは、広秋が能力を習得したさいに手に入れた二本の双剣…であり、実は関節剣でもある武器である、彼の能力発動と同時に出て来るのである、ちなみに、彼の属性は水と風なので封印になります)
一瞬にして現れた双剣をそのままに突っ込んで行く広秋、そして…
「…喰え、(螺旋の裁き)」
双剣は一瞬にして関節剣へと変わり、そして、その関節剣による斬撃を高速で繰り出すこの技、能力者以外は使う事が出来ない荒技である、そしてそのまま弾丸を切裂く広秋で有った、そして、最後の晃平は…
「わ…いつにも増して激しいな…おい」
そう言いながら懐から何かの紙…いわゆる護符を取り出す晃平、そして…
「守護の力よ我に集え…神霊結界」
(説明しよう、神霊結界とは、回りに存在する霊力を特殊な護符により、一定時間バリアーの役目をする技である)
神霊結界により弾丸を遮断したのは良いが、あと数分しか持たない状況に追い込まれた晃平、すると…
「…楓、ごめん…」
そう、たまたまそこを通りかかって詩乃の手により気絶させられて居た、
「…岡本君、もう結界を解いても良いよ…」
そう言われて瞬間的に結界を解く晃平、すると、先程まで暴れて居た広秋と一真が集合した、
「…終わった様だな…」
そう言いながら太刀を鞘に納める一真、
「…何とか本日の暴走は治まったか…全く、毎朝こうだと身が持たんな…」
愚痴りながら武器を一瞬で直す広秋、
「確かに、てか、一真が妥協すれば済む話かと…」
その瞬間に睨み付けられる晃平、
「…そんなに俺をノイローゼorうつ病にしたいか、己は…」
そう言いながら太刀を晃平に突き付ける一真、すると…
「…ごめんなさい、命だけは勘弁を…」
そう言って命乞いをする晃平、しかし…
「…問答無用…」
そう言いながら走り出す一真、それに気付いて逃げ出す晃平、しかし…
「逃がしはしない… 克心流 空刃絶翔残」
(説明しよう、空刃絶翔残とは、一瞬にして真空波を発生させて相手を牽制し、その後に相手を切り伏せる技である)
空刃絶翔残により、打ちのめされた晃平、それを見て一真が…
「…またつまらん奴を殺ってしまった…」
そう言いながら剣を鞘に納める一真、ちなみに晃平は、一真の手により保健室に搬送されたのは言うまでも無い、こうして一真達のいつもの(?)日常は始まったのであった…
第1話 完
如何でしたか?
え?
つまらない?
作者には文才がないのだよ