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暗闇のトンネルから異世界へ  作者: 犬のしっぽ
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剣を創ると少将任官だってさ

なんやかやと忙しい竜貴、けれど剣を作る素材を前にそれなりにの仕事をしているが。



だが外は風雲急を告げています、戦争になりそう。

錬成が出来る様になったミスリルの塊を前にして、竜貴は困惑して居た。軽すぎる気がするけどな~、作ってみなければ分からないね。竜貴は目を閉じてイメージする、刃の長さは60cm、重さは無視。両手を素材にかざし表面をなぞる様にイメージをながす、目を閉じてはいるけどビシバシと青白い色を感じる。





目を開けると、柄も鍔も無い白い剣が一本目の前に有る。鍔に物理防御の魔石を、柄には体力強化の魔石と癒しの魔石を組み込んだ。剣の中心には血振りのフラーを仕上げに入れた、剣を見ていた竜貴は何か物足りないと言うかあの三人だものなぁ~。ん~追加を入れるか、剣のカッテングエッジとポイントに。フラーと刃の間に風の魔石を組み込んだ、ポイントとカッテングエッジ部分だけでも当たれば切れるそんなイメージだ。




作ったばかりの剣を握り、竜貴は三人を呼んだ。作った俺が試しに切っても意味が無い、そう言って一番非力そうなガッチに持たせて裏庭に行き案山子を切らせた。この案山子は特製で表面は堅い魔物の皮で中は粘着の有る粘土、芯には生鉄を仕込んである。

「それじゃあ切ります、剣を右手で持って案山子にガッチは袈裟切りに切り付けた」

案山子は小さく、ガツ、の音を立ててでずり落ちて行った。

「すげぇ~、軽いのに凄い切れ味だ、これが俺達の剣か凄いぞ」

ガッツは躍る様に剣を振りまわしている、見ていた二人は次は俺だと大騒ぎだ。




一度作った剣は、次は簡単に作り出せたのであっという間に作業は終わったが。鞘には剣の魔力回復に魔鉱石をはめ込む、この魔鉱石は自分で作ったが。この鉱石に魔力を補給させるにはどうしようと考えていたが、問題なく大気に漂う魔力を吸い込むと分かってほっとした。一々魔鉱石の魔力残量を気にして居られないなと正直思ったからだ。竜貴は、俺って結構怠け者なんだなぁ~と独り言をもらす。




あ~もう、剣を六本作るのに結構時間が掛かった、俺って本当は馬鹿なんだろうかともんもんとしていると。三人組の一人フルジンが弓矢はどうなっていると聞いてきた、一寸困って居るんだよねと言うと。

「ガッチに聞けば良いよ、今まで弓で戦って居たんだから、なにも全部お頭が考えなくても良いじゃないですか」



「そうだね、ガッチはどこに居るのかな、みんなで一緒に話し合おうか。俺にも一応は弓の知識は有るんだよね、ほら武器の本が有ったからそれなりには勉強したんだけど。でもまぁ、後の二人を呼んでくれるかな、自分達で使う武器だからね」




呼ばれてやってきた二人を含め、椅子に座るよう言って。一枚ずつ50センチ四方の黒板を渡し、弓に対する要望を書いてもらう。当然俺も本で得た情報を書き込み、弓に付加できる魔法も書いた。もちろん矢の性能も含めてだが・・・?・・ここで俺は自分を滅茶苦茶最大の馬鹿だと思った、銃が有るのになんで弓?。俺は三人の前で悶え狂いましたとも、銃の種類だって本に載って居るじゃんか。三人は突然一人悶え暴れている俺に脅え、ナミバさんを引っ張ってきた。




ようやく落ち着いた俺はナミバさんに訳を言うと、四人に爆笑されてしまった。でもまぁ無駄には成らない、他の武器工房に作らせる事にした。滑車付きの弓、コンパウンド・ボウとクロスボウの梃子付きを。銃は自分達用の武器として作るが、それ以外は作る気は無い。強力すぎて有る意味危険だ、支配階級が手に入れたらとんでもない事になるからだが。




俺はナミバさんにこの間の話を聞いた、例の貴族達はいつ来るのかと。




「話じゃここ一週間位で来ると言う情報よ、王国の兵力は歩兵が一個旅団七千五百と重歩兵三個大隊二千位、弓隊これも三個大隊二千余りに騎兵団二千。混成一個師団の規模らしいわ、後は貴族達の私兵ね。貴族の私兵と言ってもね、貴族の位で兵力はそれぞれバラバラなのよ。烏合の衆がやって来る、そんな感じよ、ただ厄介な事もあるわ兵力の総数がつかめない。それに略奪強奪人攫いね、特に子供が狙われるわ」




でっ、こちらの戦力はどの位で編成は終わって居るのかな。




「それがね、総隊長と副長はギルドのレットさんとネルさんに決まったけど。総参謀は警備隊長が副参謀は警備隊副長、だけど実質な戦闘作戦の計画編成や作戦立案を立てて部隊の派遣をする人物がいないのよ。ねぇ、リューキがやってみない、案外向いているかも知れないわ。そうだわそれが好いわ、本部に行って相談してくるからここに居てね」




ナミバさんはそう言ってバタバタと走り去った。




あっけに取られている俺は、三人にそれで良いのかよと言ったらロングが平然として言った。

「親分なら出来るさ」



そうあっさりとキッパリと。

俺はその根拠のなさに、思わず脛をけどばしてやった。

「親分痛い痛いなにすんですかぁ、本当にそう思ったから言っただけじゃないですか」

その根拠言えって言ったらなんとなくだと、馬鹿言ってんじゃねぇよ、人の命に関わるんだぞ。もう一度蹴飛ばしてやろうとしたら、ギルド長のレットの親父さんと警備隊長のラビルさんの二人が入ってきた。ラビさんが、リューキが作戦担当だったら最初になにをすると聞いてた。




俺だったら最初に相手と自分達の情報を集めますね、相手の事も自分の事も知らずに作戦なんて建てられませんからね。敵の兵力の総数と編成、歩兵・重兵・騎兵・魔術師隊の内容。兵站部の人員と補給隊の馬車数に傷病兵に対する援護体制とか補給物資の輸送経路と警備状況。まぁ、取りあえず戦闘地域の縮尺模型を作って貰いますかね。敵と味方の位置も分かるし、自分達の状況をハッキリつかめますからね。




「決まりだな」「決まりですね」

「リューキ、君は今から戦闘作戦立案総長をやってもらうよ、反論抗弁は認めない。早速各責任者には通達を出す、トットと本部作戦室に行きなさい。階級は少将だ、権限はわしらより上だぞ、はははっ」


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