竜貴の荷物と三人組
三人組の下宿をナミバに頼み、受け入れてもらった竜貴。
今は、ジュケットと自分の荷物を見ています。
三人組は、自分達に割り当てられた部屋を掃除している。
ジュケットから見て、竜貴が背負うと、頭の天辺くらいから太ももの付け根までもある大きな背負い袋と大量な荷物。
これを背負って剣を振りまわし魔獣を倒す、力も有るしリューキは強いなぁ。ジュケットは、竜貴の部屋のテーブル上の荷を見ながら呆れ顔だ。ロングソードが一本、ショートソードが二本。銃が一丁に拳銃一丁、それぞれの銃弾に弾倉。竜貴は使い方は分かって居るが使い様が無いと判断した携帯が一個、風呂用品が一式と大小二組のタオル。謎の衣装と衣類が二組、布製の靴が二組と皮の手袋と綿の手袋。
謎の物が入って居る皮の「多分財布と判断」銃や武器の絵が乗って居る本が三冊。大きな透明の入れ物に入った飲み物らしいのが四本、小さいのが六本。金属の入れ物に入ってる飲み物が十八本と大量だ。
さらに、これも衣類で普段着の様だ肌着らしい物も入って居る。綺麗な袋に入った刃物が一本、又衣類だが他の物とは趣の違った衣類が出て来た。後は絵や文字の入った甘い匂いの袋が数点。そして竜貴にしか読めない雑学全集と、物作り百科と農業の手引き、土木・建築の基礎・毎日の料理とお菓子のレシピ集等、筆記用具も有った。ジュケットには、殆んど謎の物体である事には変わりが無い。
竜貴は不思議な気分だ、武器類の使い方は直ぐに理解出来たが、これだけの武器が入って居るのを見ると逆に何故これほど武器がと思うし。それに、異常に多いと感じるこの本類を誰が入れたのかと思ったからだ。本当に俺が入れたのだろうか、そんな疑問が頭の中をかすめる。
ジュケットは。
「大量な荷物だが殆んど俺には理解できない物だ、絵は有るがなにが書いてあるのはも分からないし素材自体が分からない本と、中身が分からない入れ物」リューキの謎が深まったなと言う。
衣類は衣類棚に入れて、本はとか言うものは机の上に置けばいい。武器は常備持つ物を決めて、身に着けていればよいだろう。
「リューキ、荷物の衣類を見ると皆上等な物だ。貴族や王族だって持って居ないだろうと思う物が有るし、上等だが粗野な感じの物も有る。多分、その感じのする物は戦いの時に着る物だろう。飲みもらしい物とかその甘い匂いのする物は一度お袋に見てもらう、毒味役はあの三人だな」
竜貴は昨日より何か思い出した事が僅かに在る、本が読めるし携帯の事も理解出来た。ここでは使い物にならないと、そう言う事を。本の内容はいずれ役に立つかもしれない、ただ読めると言うだけでは勿体ない気がしたのだ。
「兎に角もうギルドに行く時間だし、俺も仕事に行く時間だ。武装してギルドに行くぞ、ネルに魔法の手引きをしてもらえ。持ち歩かない武器は上の隠し部屋に入れろ、大丈夫だ、鍵はしっかりして居るからな」
竜貴はショートソードを抜いてみた、青く輝く刀身は物凄く切れそう。竜貴はロングソードを背に、ショートソードを一本左の腰に、拳銃を右に下げて。服装は肌着以外は前日と同じだ、ただ頭はつばが大きくすっぽりと頭を包む白い帽子を被る。ロープは洗っても、血は落ちそうに無かったので捨てた。
「う~ん、ショートソードを持とうと思ったけど、拳銃とのバランスが悪いね。やっぱこっちだな、ショートソードを外しロングソード一本に戻した。拳銃用の弾薬ケースを下げてバランスをとり、三人組を連れて下に降りたが。
「リューキ、帽子は良いけどその服装はないわよ。もっとましなの持って居ないの」
ナミバさんに駄目だしを喰らってしまった、仕方が無いので部屋に戻り。七分丈の白いシャツとカーゴパンツに着替えた、少し薄着かなとは思ったけど。衣装はこれしかないと誤魔化そう、もうひとつの衣装はなんか変だから。ナミバさんに、これしかないのでこれで行きますと言って飛びだした。
三人組に、そう言えば君達の名前を聞いて居無かったね。歩きながら悪いんだけど、自己紹介してくれるかな。そう言うと、犬耳の剣を下げた奴が。
「俺はロング・タチート前衛で剣持ち」猫耳が「俺はフルジン・ライバン中衛と前衛を兼ねる槍だ」長耳が「俺は弓、ガッチ・ペプト後衛だよ」ギルドには登録してあるよ。
ふ~ん、どうやらギルドにいきさつを知られたらヤバいって言う事だよね。まっ、子分なんだから良いか。ニヤリと俺が笑うと、三人組はへたれ耳になっていた。