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姫が目覚めるまでの話

ガロナスはなぜティオラ姫を記憶改変したのか。

なぜ、ティオラ姫を少女の体にしたのか。


あらすじ

ガラナスは無事姫から自爆装置を取り除いた。

しかし、ティオラ姫はちゃんと目覚めることがなくなった。

ガロナスの顔を見れば恨み言を吐きすぐ眠る。

ちゃんと目覚めて幸せになって自分を見て欲しかったガロナスは、姫を少女の体にして、ある機械を使うことを決意した。


どうして、目を覚ましてくれない。見てくれない。

ティオラ。

ただ、君に笑っていて欲しかっただけなのに。

ちぎれた手足は直して、心臓のコアも傷ついてないし、頭だって調べても問題はない。

何度調べても原因がわからない。なんで目を覚ましてくれない。

軽く目を開けたかと思ったら、すぐ閉じてスリープ状態になる。

「ガロナス、よくも父様を。」

わしを見つけたら睨みつけてはそう呟いて、眠ったりする。

「すまない。ティオラ。」

側から見れば、ワシは壊れた王を止めて、ひどい改造をされていた姫を救ったヒーローだ。

しかし、姫にとっては父親を奪ったひどい男だ。

わしが毎日ティオラの寝ているベッドに通った。

恨み言でもティオラの声が聞きたかった。

ワシではなく他者がいた時はただぼんやりと見るだけですぐ眠る。

ティオラは、わしだけを睨みつける。

もし、やり直せるなら、ティオラの辛い過去を全部消してしまいたい。

そう嘆いてしまっていた。

そしたらある男に聞かれた。

「妹が半年も眠り姫。戦友は半年も悩み苦しみ。ほっとけない」

その男はティアラの兄で新しい王様のロィトバ。

彼は平和主義で、壊れた王が周辺諸国に攻撃しようとしたのを機に反乱を決意し、ワシと協力した人だ。

「過去を完全に消すことはできない。でも『上書き』することはできる。」

そう言って、なん冊か旧時代の漫画や小説を渡してきた。

「『逆行』と『夢オチ』のどっちがいい?」

「なにをいってる。」

「一度覚えた記憶は簡単には消えない。けど、新しく入れてぼかすことはできる。

そう言う機械あるけど使う?

色々やって、逆行や夢オチと思い込ませる。

詳しいことは、それらの本と説明書を読んでね」

逆行と夢オチとはなんぞ。


それらの本と説明書をを読んだワシは、ティオラに機械を使った。

ワシは年の離れた婚約者。

王とお妃は生きていることに書き換えて、ティオラは病弱な姫と言う記憶にした。

早く起きて欲しい。

そして、ワシを見ろ。


「ティオラ様」

ワシははやる気持ち抑える。

目の前のベッドで眠る姫の名前を呼んで起こした。

かわいい少女の体となった姫は今までのひどいこと全てを悪夢と思ってくれたいい。



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