赤いエース
僕はまたベットに戻った。
今の状況をもう一度、考える。
僕は一人の傭兵としてこの演習に参加した。
日本海上空で宣戦布告の一報を聞いた僕はすぐに敵機に遭遇し
避退したが敵機のスピードから避退は不可能と考えた僕は編隊飛行中の
Migを機銃弾で全機撃墜したのだ。
後、から考えると機銃はエンジンに当たり燃料に引火。
多くの塵と火が敵機を包んだ。
その時、人の血が見えた。
(これで、少しは落ち着けたか・・・)
「レッドアラート!国籍不明機多数接近!」
「全機ただちに発艦チェックを行え!」
(畜生こんな時に・・なんだよ)僕はそう思いながら
走りながら機体に向かう。
ハシゴを登り
機体に飛び乗る。
「カタパルト装着完了!バリアー上げろ!」
「射出隊は大変だなぁ!」
「おかげさまで大繁盛ですよ! 揚げろ!」
射出隊は発艦のポーズをする。
「遅れましたぁ!」
「雪乃!乗ってるかと・・・」
「早く乗れ!」
キャノピーを閉めてエンジンレバーを全開にする。
機体はスドン、と声を上げると射出レールを滑り始める。
その後すぐに空へと放り出された。
「敵機の解析が完了した」
管制塔は冷静に状況を伝え始めた。
「敵機体はSu30、六機編隊で十二時の方角から接近。各機迎撃準備!」
「アルファ1〜3スタンバイ」
「アルファ4〜7スタンバイ」
「アルファ1エンゲージ!シーカーオープン、FOX3」
「アルファ1グッキル!グッキル!」
「エコー3、後ろに敵機、CHAFF!CHAFF!」 「敵、ミサイル発射!」
「エコー3撃墜!」
「エコー11も続いて撃墜」
形勢は逆転し始めていた。
すると管制からこんな通信が入る。
「管制よりアルファ1、あの真っ赤な機体をやれるか?
あれが隊長機で指揮をしている。」
「了解だ!」
「アルファ1より、各機へ
敵隊長機を撃墜し統制を乱す!」
「全機へ通達.うちのエースが真っ赤とやり合う。君たちは戦闘を続行しろ。」
「雪乃、行くぞ!」
同じ頃、中華民族Su30内
「日本の小僧、仕掛けるか?」
「敵機、速度を上げました」
「エンゲージ!」
日本海軍、F−22B内
「あの赤い奴、やるじゃないか・・」
「敵ミサイル接近!」
「FLARE!」
「敵機反転!正面から接近」
「来ます!」