残った傷跡2
アルファ1 着艦を許可する
車輪が地上に触れた時、僕はほっとした。「帰ってきた・・」僕はそんな事を言って、艦内に与えられた
部屋に向かう。行く途中何度も海軍の人間に取り囲まれたが、無視していた。
部屋に着くと「バタン」と置いてあったベットにひれ伏した。
生きている人間を殺した・・・
それが僕にとってどれだけの物を与えたか、
「何故なんだろう、あのMigがバラバラになるところが目に・・・」
「ガチャ、ガチャ」 「誰?」と僕は言った
「雪乃・・?」
雪乃の体だった・・
しかし何かが違う、彼女の陰だけを取り出したような・・
すると、彼女の体から、赤いちがとぽとぽと流れ部屋を埋め尽くした。
彼女は口を開く
「貴方は傭兵、虐殺するために生まれた兵士・・殺せない傭兵に用はないんだ・・・」
「止めろ!止めてくれ!これ以上責めないでくれ!」
彼女は拳銃を取り出す。
銃声が血の空間に響く
撃ち抜かれた僕はあっさりと倒れた。
「うわぁ!」僕はベットから跳ね起きた。
次の瞬間、「ゴツン」と何かに当たった。
「いったたたた」雪乃の声だ。(そうか、夢だったか・・)
「先輩、食堂に行くんで・・」
「うん、僕も行くよ」
しなの内、食堂
「よう、昨日のエース君!」
僕は何のことやら分からなかった。
「Migを四機・・・」
(あの灰色・・)
「うっ!」僕は嘔吐感を感じながらも堪えた。
「大丈夫?ですか?」雪乃は
聞いてきた。
「中川先輩、私の彼を虐めないでください。」
「お、おい」
中川はそうか、そうかと言わんばかりに「お熱いとこ申し訳ない」といい食器を片づけ始めた。
「はぁ」と俺はため息を吐いた。
僕「なんであんな事を言い出すんだ」
雪乃「いいなーって思って」
僕「なにが?」
雪乃「気が合う友達がいて、その中に私も入りたくて・・・」
僕「そっか、じゃあ、今度、物理のお勉強でもするか?」
雪乃「なにそれ」
僕「それは・・見てのお楽しみ」