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柴田とサッコ  作者: 名雲屋良内
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金澤


⑨金澤


 柴田が部屋を出ると金澤がいた。六十過ぎの小柄なじいさんだ。重機の免許を持っていて、掘削機のオペレーターをしている。

「今日はパチンコに行かなかったのですか」

「もう、やられて来た」

「お酒は」

「だめだ、もう金もねえ。事務所も開いてねえから前借りも出来ねえ。今日からカップ麺だ」

 笑いながら言った。

「俺の部屋に酒がありますよ。サッコがいますから」

 柴田が部屋に戻ると、金澤はグラスを手にしていた。

 夕方は食堂に行った。柴田が夕飯を作り始めた。全部の食材を使いきった。

 石田と数人の住人も集まり、酒盛りが始まった。連休明けから、大きな現場が始まる。石田の旧知の助っ人が数人、田舎から来る。石田は嬉しそうだ。


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