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沈めた気持ち

作者: 蒼衣 奏


ゆら、ゆら、ゆら……。


深い、深い海の奥に気持ちを沈めるの。


ひっそり誰にも見つからないように。


私でさえ気づかないように。


この気持ちに鍵をかけるの。


大事に大事にしまっておくよ。


あなたへの恋心。


パールのように輝いていたわ、最初だけね。


気付いたの。


あなたの視線。


あの子を追っているあなたの視線に。


あの子が動くたび、すいすいとあなたの目が動く。


淀んでいくの、私の恋心。


やめて……。


私の気持ちを汚さないで。


だから私は鍵をかけるの。


かちゃり。


ばいばい、私の恋心。





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― 新着の感想 ―
[一言] 蒼衣 奏 様  はじめまして。切ない気持ちが沁みこんできました。  少しづつ淀んでいく恋心。  そんな自分が『嫌』で『怖くて』……と葛藤する情景が目に浮かぶようです。  ――あの子を追…
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