登場人物
──主要登場人物──
【アレス・ローズウッド】
主人公。本編開始時十五歳。転生者。
成長が遅く十歳くらいにしか見えない。
ハーフエルフで母はカーラ、父親はオルネ皇国皇王のグレアム・バラン?
精霊眼を持つため精霊を見る事が出来る。
現在、属性魔法は仕えないが、魔力は精霊が食いつき貪る。それを利用して精霊石を作った。
精霊イネスと契約を交わした。
ローズウッドの当主の誓いは絶対に守られる。もしくは必ず守る。
【ローザ】
エルフ。元はカーラの侍女。
カーラ帰国時にアレスの世話のためにローズウッドに残った。アレスには常に『民に公平であれ』と教育している。
アレスには慈母の微笑をかける存在。巨乳。
『獄寒の冷笑は残滅の禁忌を招く』これはローザを評したエルフの言葉で「出来れば関わるな」とロイヤルドが言わた。
その際「どうしようも無いときは、決して怒らせるな」と忠告を受けている。詳細は不明。
【イネス】
猫型の精霊。耳と尻尾はチンチラに良く似ている(アレス談)
髪の毛としっぽは綺麗なオレンジ。
ローズウッドの森で生まれアレスと出会う。当初名前が無かったのでアレスが命名した。
前世で母親が育てていたバラの色に似ていた事から名前を取った。アレスが唯一知っていたバラの名前。
名前をもらった事で森から出られるようになるが、名づけは契約で本当の意味は隠している。
困った事があると、丸まって死んだふりをする。
子供を祝福する事に執念を燃やした。イネスによれば精霊が生まれてくる子供を祝福するのは昔からある「とても良いものなのじゃ!」だそう。
お陰でアレスも参加させられ、夜通しの特訓に付き合わされる事になった。
並々ならぬ祝福は加護に昇華し、ど派手な結果となったが本人は非常に満足したとの事(アレス談)
【カーラ・ローズウッド】
言わずと知れたアレスの母。
最大氏族サーガに属するハイエルフで、小柄な少女に見える齢数百歳のロリババア。
年齢を聞くと「永遠の乙女」とぷりっと膨れるくらいのお年で、前にうっかり者が族長より古く生まれたと口にしたことがある。
途端に表情を失い「あら、誰の事かしら」と肩を掴んで凄まじい笑顔を見せた。歴戦の勇士の弁によると、吊り上った両目が血走って、決して逆らってはいけない何かを感じたという。
魔力は桁外れで、戦闘力は未知数。猫舌。
巨大な胸元は神と称されたこともある。
普段はプラチナブロンドの髪をアップにまとめ、お団子にしている。
十年前にふらりと「散歩してくる」と出かけ、以来帰ってこなかった前歴を持つ。
五十年前にエルフの国を飛び出して放蕩し若き冒険者に恋をして速攻身ごもった。
妊娠期間が三十五年のつわもの。
【ヘリア】
どこまでも侍女メイドと言いきる女傑でカーラの秘書エルフ。肩でそろえた髪に知的な容姿と、カーラとは対称的な魅力を兼ね備えていた完璧な大人の女。
でも胸は質素で慎ましく控えめだ。
カーラに胸でからかわれれば、唇を噛み締めて、どう仕返ししようと考えるくらいの大人の女。
【ギレアス】
人族の元冒険者。一応執事。
若い頃竜退治をした英雄だが、それに触れられると動揺する謎の人。
【ロイヤルド・リュクス】
商人。元は旅芸人の子供。現在では王宮に出入りするが、本人曰く中堅商人。
芸人の素質は無く、代わりに覚えた字と算術をカーラに認められて出資を受けた。
ローズウッドのお抱え商。
【リーヴ】
人族の薬師で妻と共に移り住んできた。
アレスの頼みで石鹸ほかの開発に協力している。
【庭師ジョルダンと馬丁のダン】
【客間女中のマリエス】
──ククリ族の人──
結界の守護者。スヴェア王家の墓守。里は結界で守られている。
【ルオー】
族長の嫡男。二十は超えていない若者で姉はスヴェアの側妃。ククリの姫巫女の命でローズウッドに関わる全てのものを守るようになる。
【ロヴァル】
ククリ族の族長。ギレアスとは古い知り合いだった。
【ドーガル】
スヴェアの北門を守る門番
──ロマリカの民──
アレスに保護された人々。流浪の民で大陸を流れ歩く。アレスは彼女らに安らぎの止まり木を与えた。
『神』の言いつけで生まれ変わる巨人の娘を探している。神の眷属の末裔。
【ラトリー】
黒髪に一房の銀髪を持つ美少女。エキゾチックで東洋の血を感じさせる(アレス談)
──妖精たちとその他──
【アスク】
カエルの妖精で元は流木から生まれた賢者。
神話世界で最初の男。
神階の賢者と呼ばれていた。
エムブラとは夫婦で『切り株を穿つ者』とは男根の象徴。
『神』から北に移り住めと言われ、目指す途中で倒れる。その際、子供を守るために全てを捧げた。ために前世の記憶は無かった。
【エムブラ】
アメンボの妖精。太古の大魔導師。
神話世界で最初の女。
炎のように美しい髪を持つ。
【リーヴ】
アスクとエムブラから生まれた子供。
この地で生まれる『太陽』をアスクから探せと言われた。
──スヴェアの人──
【エドガー・エリク七世】
スヴェアの王。
【マルグレーテ】
オルネの皇女で正妃。
【ソナム】
ククリ族の姫巫女。イネスから加護をもらった。現在懐妊中。
【ベルンハルト侯爵】
スヴェアの宰相。
【ヴィットーリオ伯爵】
【サーム教徒】
スオメンから派生した教会。スヴェアの国教。巨神信仰者。
【エギル・スカラソン】
秤の神殿の神官。完璧な美を持っている。
──オルネ皇国の人──
【グレアム・バラン】
アレスの生物学上の父。オルネ皇国の皇王。
二メートル近い大男。五十年前にカーラをヤリ捨てしている。
【ランディ・シャルル皇子】
金髪碧眼で絵に描いたような王子。気品があって華やか(アレス談)
【ヤーレン子爵】
王宮護衛隊の責任者として派遣された。