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前書き

改行ミスや誤字脱字、方言なんかも混じって読みにくいかもしれません。よかったら温かい目でおつきあいください。

(暑い)

もう2月になったのに、今年は一切冬がこない、今年の冬将軍はどうやら寝てるらしい。

まあ、小学生のころからの、染み付いた癖であるランニングをこなしておいて言うのもなんだがな。

今は2月、今月末には20歳という節目が近づいている。

こんな癖がついたのも、アイツに出会ったからだよな…そう思うと、俺はついつい回想を始めた。

未だに覚えてる、ただの野球好きな少年だった中学1年の俺。

有名な双子の某野球漫画に簡単に影響された俺は、3日坊主承知の上で、くそ暑い太陽の下、家から近い河川敷をダラダラと走っていた。

(やっぱりやめておけば良かった…帰ってクーラーの効いた部屋で昼寝するかな)


そう思い始めると、鉛かどうかは知らないが、足元が不安定になってくる


さて本当に帰りますか、そう思い、2時間程度で汗が完全に染み渡った俺は、帰路につきはじめた。


河川敷をかけあがり、土手と車道の間にできた遊歩道を、ランニングの締めくくりだと思いながら再び駆け足を始める

そんな時にアイツが現れたんだ。

『あんたバカ?この暑い中、そんな姿で走らないでよ!ただでさえ暑苦しいんだから』

流石に驚いたね、いくら俺が中学生っていっても、初対面でましてや第一声がこれだもんな…

当然な話、文句の1つか喧嘩でもありかな?そう思った俺は、声を掛けられた方へ振り向いたのだが……そんな思いは何処へやら、あっさりと毒気を抜かれてしまった、というよりも時間がとまったかに思えた。

振り向いたその先には、天使か女神か?はたまた完璧に作られた、アンドロイドか?ってくらいの絶世の美少女がいたからである。

まさか、この子が?先ほどの似合いもしない罵倒を?ありえない、違う奴だ。

そう思った俺は、あたりをキョロキョロと見回す…が、誰もいない。

『あんた何キョロキョロしてんのよ?何?変態?』


はっきりとした、さっきの罵倒もこいつが発信元だ。

なんともまあ、一見すれば誰もが頷く容姿なんだが、この口調じゃ性格は駄目だろう、天は二物を与えずか。


(第一印象はそんなだったよ、この時はコイツに振り回される日々がこようとは、誰も夢にも思わなかったしな。)

ただでさえ、暑苦しくてイライラしてた俺は、余計にイラつかせる美女なんか無視してさっさと帰路につこうと思ったのだが…できなかった。『何よ、まちなさいよ!私を無視するつもり?』

そう聞こえたと同時に、俺の汗だくなシャツが、進行方向とは正反対にひっぱられたからだ。

ったく、なんなんだよ?何か喧嘩売ってるのか?

イライラが募る俺は、ぶっきらぼうに美女に返事を返した

『はあ?馬鹿じゃないの?喧嘩なんか売らないわよ、ただ、こんな暑いなかでランニングなんかしてるから、意味がわかんないと思って聞いてあげたの』

…絶句だった、聞いてあげたの?

何なんだこいつは?新手のタカりか?はたまたナンパか?まてまて、どこかの金持ちの娘で、只でさえ悪い性格がこの暑さで、頭の中までイカレちまったに違いない、そうだ可哀想な娘なんだせっかくの容姿をもっているのに、もったいない…ああもったいない

(まあ今に思えば、気の迷いだったよな。あのとき俺が無視して帰宅していたら、今の俺はここにいないだろうからな)

気の迷いで片付けたところで、この暑さで頭が沸いてしまった、外見だけは美しい可哀想な娘に、某有名双子野球漫画を読んだ事、影響されてランニングをしていたこと、野球をやっている事なんかを詳しく教えてあげた。あげたのだが、美女の反応ときたら…

『ふーん』

だけだった、特に期待していたわけではないが、何故か無性に腹が立ったのを覚えている。せめて、野球に関心を示すとか漫画の話に触れるとかしてほしいものだ…まったく

そんな事を考えていたら

『その漫画読ませてよ』

そう言われたのである、嬉しいような、複雑なような、何とも言えない心境だ。

『なによ、嫌なわけ?ケチ臭いこと言わないで漫画くらい読ませなさいよ!』

どうやら決めたとなれば、すぐに行動を起こすタイプのようだ。

読ませるって言ったってどうやってだよ?初対面、ましてや名前も知らないお前に貸すわけ…

『お前なんて言わないでくれる?私には名前があるの、春日 涼華よ』

そう、これが今の俺の思い人 『ハルヒ スズカ』との出会いだった。まあ今になれば、良くも悪くも懐かしい思い出だ。


この後も色々と、俺の人生そのものをひっかき回していくんだがな、まぁこれから色々と読者には聞いてもらうはめになるのだが。

更新が遅いかもしれませんが、次回作品も読んで頂ければ幸いです。よろしければ、コメントや評価をお願いしますm(__)m

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