読者への問いかけ1(+二神の独り言)
回答数が少なかったので一週間だけ選択期間を延長します。
これ以上は延長しませんので、まだの方は是非よろしくお願いいたします。
「ふう。想像以上に疲れるな。犯罪者と言うのは」
着けていた奇妙なお面を外し、二神は溜息を吐いた。
探偵館に誘拐してきた探偵たち。これまで彼らの比ではない犯罪者と対峙してきた。
多くが警察に目を付けられるという一事で委縮し、あっさり自白する者ばかり。しかし中には、一切動揺を気取らせず平静を装う者、逆に挑戦的な眼差しでふてぶてしく応じる者もいた。
彼らを捕まえる側だった際は、その態度に不快感と苛立ちしか覚えなかった。だがこうして犯罪者側となった今では、それが間違いなく、一種の才能と努力の結果であると認識せずにはいられなかった。
「犯罪者の才能。この世で一番不要で憐れな才能だ。だが――」
今はその才能が必要だ。
二神は缶に入ったブラックコーヒーを一息に飲み干す。
今感じるプレッシャーは、これまでの人生でも五指に入るほど。だがこれだって、現在進行形で監禁されている彼らに比べれば大したものではない。
「覚悟なら決めたはずだ。そもそも、選択肢なんてない」
今の自分にできることは、ただ彼らがこちらの想定を超える成長を見せ、この盤面をひっくり返してくれると信じることのみ。
あまりにも不甲斐ない自らの状況に苛立ち、二神は空になった缶をぐしゃりと握り潰した。
『読者への問いかけ』(選択期間:2023/12/31~2024/1/14の24時まで)
誘拐犯――もとい二神教授による説明が終わりました。
主人公こと今志方時宗は、ここまでの展開について整理しようとしますが、一人では落ち着かない様子。誰かに声をかけようかと考えています。共に情報をまとめる相手として誰が良いか――皆様の声をお聞かせください。
①胡桃沢鶉『六感探偵』
②黒野美海兎『生徒会探偵』
③緑川サラ『鬼没探偵』
④黒金吉宏『裏社会探偵』
⑤群青征四郎『電脳探偵』
⑥赤嶺巴『王子様探偵』
⑦明智真白『盲目探偵』
⑧如月宗助『放浪少年』
⑨姫路舞『富豪探偵』
⑩相馬銀嶺『助手探偵』
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