3話
シグ「始めるか」
サイコロを振るう。出た目は5。移動する。
事故に遭う。100万失う。
シグ「いきなり…」
サイコロを振るう…
―1時間後―
シグ「−1000万か…一番は1億持ってるっていうのに…」
段々とサイコロを振るうことが億劫になってくる。
今あるのは値打ちがわからない資産が3つ。家が高層マンションが1つ。
果たしてゴールができるのか…。
再びサイコロを振るう…。
―
『ゴール!2時間10分で初の走破者が出ました!続々人が見えてきています!他の方々も頑張ってくださいー!』
シグ「もうゴールした人が出てきてるのか…ゴールは見えているのに全然進まない…」
再び出た目は2。
先ほどから出目が1or2。
資産などは増えているが金が増えない。しかも早く行かないとゴール賞がもらえない。
現在はなんとか+1000万までになった。
―
『ゴール!おそらく最後のゴール者だー!』
シグ「はぁ…散々だったな…」
エマ「お疲れ様」
シグ「ああ、お疲れ様。どうだった?」
エマ「順調かな?なんとか10位に入り込めたし」
シグ「結局エマには合わなかったな」
エマ「そうね、イベントはあったけど。シグには会えなかった」
シグ「イベントも短めで同じようなものがないから飽きはしなかったけど、流石に疲れたかも」
エマ「確かにね。ほとんど走りっぱなしだし。実際は動いてないんだけど」
シグ「脳を使っている証拠なのかな」
エマ「あ、ついに順位発表だ」
シグ「どうなんだろうな…」
『それでは全て資産などの計算が終わりましたー!それでは50位から11位までの発表です!』
シグ「俺の名前もエマの名前もないな…エマは10位以内だろうけど、俺はダメかな…」




