20話
シグ「ほらね」
ノア「蛇って言うより…大蛇じゃないかよ!」
シグ「だから言ったじゃないか」
ノア「聞いたけど…」
―
シグ「ダメだったかぁ…」
ノア「ごめん…」
シグ「まぁ初見でクリアできるようなもんじゃないしね」
ノア「スコア14890か…これで5位って言うのも」
シグ「1日一回だけだしな」
ノア「一位は23687か。この感じだと最後のところまで行った人たちはいないみたいだな」
シグ「そう言うこと。満点クリアは難しいと思うけど最後はやってみたいな」
ノア「1週間が期限か…」
シグ「やってみる?」
ノア「ちょうど1週間だしね」
シグ「ちょうど?」
ノア「エマがゲームできない処分期間?」
シグ「意外と短いんだね」
ノア「まぁ…しょうがないから」
シグ「何が?」
ノア「それ以上空けると色々問題になりそうだから…」
―
エマ「えー。いいなぁー。新しいゲーム…」
ノア「しょうがないでしょ」
エマ「1週間なんて長くない?」
ノア「それで済んでよかったと思うけどね」
エマ「キーをつけられるなんて…」
ノア「まぁ…こればかりは…」
エマ「何で親が鍵かけられるんだ…」
ノア「それが買った時の約束だったんでしょ」
エマ「自分で買ったのに…」
ノア「一つだけ方法がなくも無いけど…」
エマ「え?」
ノア「僕のデータで入ること」
エマ「いいの?いいの?」
ノア「いいけど…お金はちょうだいね」




