FFシリーズ ~トカゲ王の島~ その4
このゲームブックで登場するモンスターの中には、他では登場しない個性的なものが登場するんですね。
もちろんどこにでも現れるゴブリンやオークなどは、説明不要。ある意味、ゴキブリ並みの生命力と適応力があると、感心してしまいます。
そうした雑魚モンスターを除くと、どう見たってこいつは恐竜だろうと思えるモンスターや、改造されたトカゲ男(ショッカーの改造人間で出て来たんじゃないか?)とか、老人が突然怪獣に変身(!?)したりするモンスターとか。『変異系』のモンスターが多く登場し、次々に襲いかかってきます。
確かに冒頭の背景ではそんなことが書かれていましたけれど、これまでの趣向にホラーっぽい要素をぶっこんだ新たな試みだったんじゃないかなと思います。
一応人間キャラも登場するんですけれど、それが首狩り族だったり、ケープ・ウーマンだったり、サーベルタイガーを連れた少女だったり。
このケープ・ウーマンとサーベルタイガーを連れた少女って、何が違うんだ? 挿絵見ると同じような感じだし、種族が一緒じゃないのか??
ただ少女の方は言葉が全く通じなくて、子供の頃に一人残されたことで、獣のようになってしまったと、推測による説明文が書かれていました。よく生き延びたな!?
そう言えば『狼に育てられた少女』の話を思い出しました。赤ん坊のうちに捨てられて、狼が拾って、育てたとか、どうとか。
子供の頃の昭和末期、テレビや雑誌などで何度か取り上げられました。中学校でも何故かその教材が授業(HRか道徳?)で使われたのですけれど、そこで何を教わったかまでは覚えていません。
平成に入ってからは全くこのネタは聞かなくなりました。ネットで調べると幾つか出てきますが、今の時代だと信ぴょう性に乏しいガセネタ扱いなのでしょうね。
でも本気で信じちゃうのが『昭和』なのですよ。いい時代でした。
話を戻します。
他に登場するモンスターの中では、巨大ガニや巨大カエル、巨大トカゲとか、巨大化した動物が登場します。
あとはタコが巨大化して変異したような『スライム・サッカー』などという怪獣のようなモンスターが登場しました。もう何でもぶっこんできますね。
このスライム・サッカーは『モンスター事典』にも掲載されていて、そこでは『ヘドロ蛸』の名前で掲載されていました。やっぱり蛸なのかいっ!!
けれど生息地はドロドロの沼地で、手足は合わせて六本、顔つきは蛸からはちょっと違うような感じです。むしろ顔立ちは『ニコちゃん大王』じゃん! ってか、かなり近いんじゃないの??
今更ながらそんなことに気付かされました。
どんなキャラなのかは、各自検索してみてくださいね。昭和時代の子どもたちだったら、すぐにわかるキャラだと思います。




