FFシリーズ ~トカゲ王の島~ その2
前回の話の中で衝撃の事実がわかった『火山島』。いつものように冒頭の背景から、冒険に至るまでの経緯を箇条書きにしていきましょう。
・『君』はファングから南下して、漁村オイスターベイまでやってきた。ここには冒険仲間のマンゴが住んでいる。何年も会っていない。
・到着後、泣き伏せる婦人の一団を見かける。近付こうとすると、数人の男たちが飛び出してきて、一触即発状態になる。けどその中の一人がマンゴだった。
・マンゴの話によると、『火山島』からやってきたトカゲ男たちに、幾度となく若者が連れ去られ、奴隷にされてしまった。
・『火山島』は元々罪人たちを閉じ込める囚人の島だった。その囚人を見張る役目で雇われたのが、トカゲ男たち。(ここで何の脈絡もなく登場した)オラフ王子が罪人を島流しにして、彼らに監視させるのが早道と考えた。
・しかし罪人が増え続け、囚人の島を放棄。金が払われないと知ったトカゲ男たちの中から、『トカゲ王』が爆誕。この島を支配し、金鉱で囚人たちを強制労働させることとなった。
・その囚人たちはひどい扱いであったため、死亡。人手不足を補うために、オイスターベイの若者をさらっていくようになった。
・『トカゲ王』は黒魔術などにたけ、遺伝的な実験も行った。その結果、グロテスクな改造人間や怪しく危険な動植物も誕生。いわゆるバイオ兵器を作るマッドサイエンティスト的な行為が行われた。
・マンゴはこれから乗り込んで、『トカゲ王』を倒し、さらわれた若者を助け出すところだった。
というわけで、『君』も一緒に『火山島』へレッツゴー! となったわけです。
改めて読んでみますと、『タイタン』では明かされていなかった経緯が書かれていました。
それにしても謎のオラフ王子。何者かわからずじまいですが、トカゲ男たちを雇うなんて、かなりのチャレンジャーですね。
それでいて説明文には『善良な王子』と書かれています。
いやいや。善良とまでは言えないでしょう? 幾ら罪人相手とは言え、人権無視の対応ですし、しかもトカゲ男たちの報酬は踏み倒したし。王子としてダメなことしてますね。
更にどこの国の王子かもわからず、『タイタン』を紐解いても見当たらないようで、結局今も謎の王子様のままです。