FFシリーズ ~死のワナの地下迷宮~ その6
最後に残っていた表紙について。やたら目がたくさんついた謎の生き物が、煮込み鍋みたいにされているイラストなのですけれど、このモンスターって何? サソリみたいな尻尾があるのはわかりますけど、トゲトゲが少しあって、固いうろこに覆われている感じですが、謎のモンスターです。
表紙と挿絵は同じイラストレータさんが描いているようですが、表紙のモンスターは登場しませんでした(何故かティラノサウルスが登場したけど)。
この表紙は再発版(『ファイティング・ファンタジー・コレクション~レジェンドの復活』セットの中の一冊です)の方でも変わっていませんので、興味のある方は外資系有名通販サイトで検索してみてください。
他にも近年、FFシリーズが再翻訳されて、セット販売されています。日本未発売に終わった作品や新作もあるようです。
それらを含めて読み直してみたい欲求はあるのですが、まだこのエッセイを書いている途中ですので、当時のイメージに上書きをしたくないのです。
多分購入して、読んでしまうと、四十年ほど前のイメージが飛んでしまうんじゃないかと、そんな怖さがあるので手を出していません。
あとこれは余談ですが、実は2009年にホビージャパン社から『デストラップ・ダンジョン』の名前で再発されています。ホント、突然何の前触れもなく再発されました(他に『地獄の館』と『サムライの剣』に該当する作品も再発された)。
内容は未確認ですが、表紙を見て、『何故、こうなった?』としか言いようがありませんでした。
ビキニのような鎧を着たエッチな感じの女の子が多分主人公。忍者は巨乳くのいちになっているし、女性戦士は幼児体型のロリっ子になっているし・・・。
FFシリーズのまがまがしさ、どこにもありません。煮込み鍋みたいなモンスター、どこ行った?
これを見た作者のリビングストン氏が大変なショックを受けたと、当時そんなネット記事を読んだ覚えがあります。そりゃそうですよね。成人向けコミックみたいな表紙だし。絶対鎧が外れて全裸になりそうだし。もしアニメ化したら、ポロリは間違いなしです。
でも、今となっては参考資料として手に入れて、中身を確認してみたいなと思いました(ただ購入者の感想は概ね良さそうでした)。
というわけで、『死のワナの地下迷宮』のお話はおしまいです。
次回から5回に渡って、閑話休題のお話をつっこみます。。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございます。
カクヨム版『TRPG冒険狂時代』を書いていた時、未公開に終わった『タイタン』と『モンスター事典』の概要などを書いた話が見つかりました。
閑話休題として、次回から全5回分を載せることにしました。
2023/04/08。




