FFシリーズ ~盗賊都市~ その5
肝心の目的であるニコデマスさんは、ある場所でひっそりと暮らしています。ある意味、ご隠居さんというか、世捨て人に近い人です。
魔法使いのおじいさんで、パイプの煙草を吸っている挿絵があります。かなりヘビー・スモーカーだということを感じますが、この時代って登場人物に煙草を持たせることは当たり前でしたね。
自分も子供の頃は、おじいさんは煙草を吸うものと、そんなイメージを持っていました。
因みにこの挿絵のパイプから煙が出ているのですけれど、それを辿って行った先、何とユニコーンになっていますっ! すごい煙芸!!
けどこのニコデマスさん。全くウェルカムではありません。心中を察するならば、『うわっ、面倒くせえ・・・』でしょう。
しかも、これ以上の冒険は無理と、あっさりお断りしてしまいます。要はとっくに引退していたのです。そこに現れたものですから、そりゃ、嫌な顔をしますよ。
そこで貧乏くじを引くことになったのが、『君』です。代わりにザンバー・ボーンをやっつけに行くことになってしまいました。確かにこのじいさんを見つけて、連れて来るだけでは冒険として味気ないですしね。
こうなってしまっては逃げるわけにはいきません。シティ・アドベンチャー、続行です。
ここから先、ポート・ブラックサンドを脱出するまでがまた長くなるんですけれど、最終決戦に向けての準備をするような展開になります。
やばいイベントもありますが、幸運なイベントもあるので、ここできっちりと英気を養っておくべきです。意外と回復できるポイントが多いので、見逃さないようにしなければなりません。
ともあれ、そうしたイベントを乗り越え、ある手段を使ってポート・ブラックサンドの外へ無事脱出。引き続きザンバー・ボーンを倒すため、今度はフィールド上を北上して彼の塔を目指します。
ですがその途中、ニコデマスさんからお手紙が伝書バトで届きまして、それによると『ザンバー・ボーンを倒すために必要な材料について、誤った情報を与えてしまった』とのこと。『必要な材料』が何かは書きませんが、ここにきてニコデマスさん、痛恨のミスですね~。
その後は若干の戦闘があって、その中には最初に名前だけ登場したムーン・ドッグも、番犬として登場するのですけれど、結局どんな犬なのかよくわからないままでした。単なる獰猛な犬だっただけのような気がします。
塔の中に潜入した後はダンジョン・アドベンチャーです。そんなに長くはありませんが、これまでのシティ・アドベンチャーから一転します。
潜入後の話は書きませんが、ニコデマスさんの誤った情報を運よく乗り越え、ザンバー・ボーンを討伐します。それから塔に放火して燃やしてから、野原でぐっすり眠る描写がありますけれど、結構無防備過ぎですね。生き残りの部下に殺されても知りません。
その後はシルバートンに戻って、討伐の報告をして、宴をやって、金貨もたくさん貰って、任務完了。冒険も終わりを迎えることとなります。




