【閑話休題 ~発見された冒険企画局様からのお手紙 その2~】
記憶でしかないのですが、年賀状をいただいた後なのか、それとも記事が掲載された直後なのかは全くわかりませんが、一度だけお手紙のやりとりをリーダー様とさせていただいた覚えがあります。
恐らく封書でお返事をいただいたと思うのですが、それだけは見つかりませんでした。三十年以上の時間が経って紛失してしまったのか、それともまだ部屋のガラクタをぶちこんだ棚の奥に眠っているのか(今回のお手紙などはその棚の中で発見した)。
お返事の内容も少し覚えているのですが、自分が書いた覚えのない表現が幾つかあって、それを質問したのです。それに対する丁寧なご回答が書かれていたはず。やはり掲載するにあたっては、それなりに修正が必要になるわけですね。
このお手紙の返事は、もしかしたら『モンスターメーカー』(もちろん今でも完全品で持っています)をいただいた際、一緒に便せんなどで入っていたのかも知れません。
今回発見されたもう一通のお手紙は、『冒険企画局主催 情報部ターボ 同窓会』の招待状でした。
自分の記憶の中では、1990年2月頃と思っていたのですが、実際は89年12月27日。
都内某所にて、朝から夕方までみんなでお喋りしたり、ゲームをしたり、そんな楽しい時間を過ごす企画でした。
なるほど年末でしたか。三十年以上も経ってしまうと、自分の記憶など怪しくなるものですね。
親に言えなかったこともありますが、その時期は高校受験を控えていたので、朝から晩まで学習塾に缶詰め状態でした(私はガチの超受験戦争世代なのです)。その理由もあったのでしょう。
あと「会員ナンバー」という言葉が見られました。何だろう? と思って、当時の紙面を確認すると、掲載された時に私にも付与されていました。すっかり忘れていましたけど、きっと当時の私は大喜びだったことでしょう。
これらのお手紙に、当時のメンバーであったと思しきお名前が複数見受けられます。
失礼ながら、現在の冒険企画局様のHPやツイッターなど、拝見させていただいたところ、当時お手紙をいただいたリーダー様も含め、今もそちらでご活躍されているメンバー様のお名前を確認できました。お元気であるのが何よりと思います。
2回に渡って、勝手ながら冒険企画局様からいただいたお手紙のことを書かせていただきました。
私は全くの無関係な人間ですし、昭和終わりから平成初期にかけてのTRPGやゲームブックの思い出話を、こうしてただ語るだけの素人WEB作家です。現在のTRPG関係には今のところ一切触れていません(ただ興味が無いわけではありません)。
そんな自分が冒険企画局様のお名前を挙げ、少なからずも当時のことをここで書かせていただくことさえ、大変失礼なことなのかも知れません。
それでも、今でも『ウォーロック』に掲載していただけたことは嬉しく思いますし、これは投稿ハガキではなく、初めて自分が書いた作品(手直しはあるものの)が人の目に触れた出来事でもありました。きっとこのときの嬉しさが、後の執筆につながるきっかけになったのだと思います。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
冒険企画局様の益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げつつ、このお話をおしまいとさせていただきます。
またこのご時世ですから、どうかみなさま、ご健康でありますように。
読者の皆様へは、引き続き『TRPG冒険狂時代』をよろしくお願いいたします。




