【閑話休題 ~発見された冒険企画局様からのお手紙 その1~】
『TRPG冒険狂時代』で若干取り上げました『ウォーロック』誌掲載の件。『TRPG流浪の時代 #11 【投稿はがきが採用されたこと】』のお話に当たるものですが、最近になって少し進展があったので追記したいと思います。
掲載された『ウォーロック』の中に『冒険企画局情報部 turbo』というコーナーがあり、冒頭の特集としてページを割いていました。その中の一つ、『スーパーテレックス 一般特派員報告』というコラムに、私が書いたブックレビューが採用されたのです。
ここで出てきた『テレックス』という聞きなれない言葉。私もよくわからなかったので調べてみたのですが、タイプライターのような機器で打ちこんだ文章を、指定した相手の端末から印刷して出すシステムらしいことがわかりました。電子メールやファックス以前の通信手段の一つですね。
昭和の終りころ、まだこうした方法での通信が日常的に使われていたのでしょう。海外への通信はまだまだ難しい時代でしたから、きっと重宝されたと思います。
今であれば多様な通信手段が存在します。当時夢のようだったテレビ電話も、今ではオンラインで簡単に出来ますからね。三十数年の間に随分と通信技術が進歩したと思います。
さて話を戻しますが、今回発見されたのが記憶にあった年賀状と、同窓会の招待状です。
年賀状ですが1989年となっていました。まだ40円でハガキが届く時代です。
デザインを見ると、『ウォーロック』のマスコットだった『ロッコちゃん』と、よく一緒にいたような気がするサイコロくんと鉛筆くん(名前は知らない)でした。ロッコちゃんは三頭身くらいのクセ毛ショートカットの女の子。白魔術師っぽいローブ姿で、とても可愛らしいキャラクターでした。
この女の子、当時中学生だった思春期の男の子にとっては、胸がときめくくらいお気に入りだったのです(笑)。いや、若いっていいですね~。
この女の子、今はどうなったのでしょうか? 現在の冒険企画局様でもご活躍中でしょうか? 大人の女性に成長したロッコちゃん、見たいです。
年賀状には当時の編集長であり、冒険企画局様の創設者であり当時のリーダー様からの、直筆のお言葉も添えられていました。
そこには『バッジも送ります』と書かれていましたけれど、記念品の企画があったみたいですね。
記憶ではバッジはありませんでしたが、『モンスターメーカー』が届きました。もちろん今でも全部残っています。
因みに同じ号の別の記事では、このリーダー様のお写真が何枚か載っていました。とても真面目な印象を感じます。中学生の私が書いた話に、とても真摯に向き合っていただけたこと、今でも嬉しく思っています。
話は続きます。




