表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第4章 冒険舞台の裏表 ~FFシリーズ~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/232

FFシリーズ ~運命の森~ その2

 前回は冒険が始まる切っ掛けについて書きました。

 この手法というのは、今でも多いのではないでしょうかね? いきなり強制的に巻き込まれるような、この場合は押し付けですけれど。

 ライトノベルなどを書いていて、冒険の始まりに悩んだら、この方法を使えば取り敢えず始められます。古典的ですけれど、とても便利です。


 さて主人公である『君』は律儀にもこの依頼を受けるわけです。そのまま金貨(30枚)を持ち逃げできるというのに(笑)。まあ、持ち逃げしてしまったら、お話はおしまいですからね。

 一応思案するシーンも描かれています。描写がとても細かいですね。こうしたシーンも雑に扱わなかったからこそ、プレイヤーをその気にさせ、より気持ちを高めさせたのだろうと思います。


 そう言えばこの受け取った金貨30枚。こうしたゲームブックの世界は、金貨を使用するのが当たり前になっていますけれど、これ、どこで造幣されているのでしょうね? 実は支配されたゴブリンたちが、コツコツと作っているのかもって、だとしたら絶対に持ち逃げでしょうね(笑)。


 この世界では冒険者から低級モンスターまで、みんな金貨を持っていますけれど、今に思えば不思議なのです。ある意味、みんながお金持ちです。

 現実世界でもゴールドは採掘量が少ないですけど、この世界はたくさん採れるのでしょうか?

 

 そこはつっこんじゃいけないのでしょうけれど、TRPGによっては通貨が銀貨だったり、銅貨だったりと、より現実的な方向にシフトしています。最初の『ソードワールドRPG』なんかも、銀貨だったと思います。今のものは触れていないので、ちょっとわからないです。


 ともあれ、そんなわけでヤズトロモの住む塔へ、てくてく向かうところから始まります。

 このヤズトロモ。後の『恐怖の神殿』(第14巻)にも登場します。この『運命の森』ではどんな容姿か、挿絵などは出てきませんでしたが、この時は半月型(下の方に円弧がある)の眼鏡をかけたおじいさんとして登場しました。

 ヤズトロモはFFシリーズにおいて、数少ない善の勢力です。このキャラクターの詳細は『タイタン』に載っていますから、それだけでも重要なポジションに立っていることがわかります。


 因みにこの『タイタン』には、ヤズトロモの塔の断面図が載っていました。細かく描かれていますけれど、比較的整理整頓されている感じです。

 地下2階、地上8階に加えてペントハウス階みたいなのがあります。そこに天体観測用の設備が整っていました。

 よく見ると3階に厨房があって、4階に風呂っぽいものもありますね。同じく4階には便所っぽいものも見えますけど、配管が外に突き出しているだけだから、庭先に落っこちるのか?

 地下1階・2階にはちゃんと空気穴がついているので、結構手の込んだイラストになっていると思います。

 現在の『再発版タイタン』は未見なので、ここまで掲載されているかはわかりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ