表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第4章 冒険舞台の裏表 ~FFシリーズ~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/232

FFシリーズ ~バルサスの要塞~ その1

 ゲームブック第二弾として発売されたのが『バルサスの要塞』です。

 奥付を見ますと、1985(昭和60年)年4月25日に第1刷(初版)発行。手元にあるのは第23冊で同年10月10日になっていますから、すごい勢いで増刷が繰り返されていたことがわかります。


 著者はスティーブ・ジャクソン氏で、いわゆるソロ作品です。

 実際、イアン・リビングストン氏との共作は『火吹き山の魔法使い』のみで、この第二巻以降はそれぞれが単独で作品を手掛けていました。リビングストン氏は一貫してタイタンの世界を舞台にしていましたが、ジャクソン氏は実はバラエティに富んでいて、タイタンを舞台にしたFF作品は、この『バルサスの要塞』とずっと先になる『モンスター誕生』だけ(ソーサリーやファイティング・ファンタジーRPGは他社なので除く)だったと思います。


 ただし小説『トロール牙峠戦争』を執筆されています。これは30年以上前(1990年代初頭で、私が中学三年から高校二年生くらいのどこか)の『ウォーロック』で、日本語版の発売が予告されました。

 結局そのまま出版されることはなかったのですが、2021年3月に不意打ちに発売。まさかの出来事に、私も驚きました。


 因みに『サソリ沼の迷路』は同姓同名のアメリカ人のスティーブ・ジャクソン氏(紛らわしい!)なので、カウントしていません。

 こうしたこともあって、タイタンの世界はリビングストン氏が手動で動いていたのではと思われます。


 さて前置きが長くなりましたが、あまりネタバレにならない程度に話を進めます。

 いきなり表紙の話からです。表紙を飾る赤い目をして、牙をむき出して笑っている黒い毛むくじゃらの人物は・・・誰!?(笑) いや、前回の『火吹き山の魔法使い』に引き続いての、表紙の人物ツッコミなのですが、ホント、誰?(笑)

 このキャラ、バルサス・ダイア(これがフルネームです)かと、当時小学生だった私は思ったわけですよ。けど違いました。バルサスの挿絵も後に登場するのですが、明らかに別人です。実際の容姿は滅茶苦茶いかつくて強そうです。


 この毛むくじゃらを先頭にして、後ろには部下と思しき行列が続いているのですが、2番目に並んでいるやつ、絶対に宇宙人だろう?(笑) しかも毛むくじゃらとの距離が空いているっぽいから、

意図的に避けているのか?(笑)

 その次が多分ミノタウロスっぽいのはわかるけど、後はわかりません。長い柄の武器が色々と見えますが、もや~っとして判別不能です。

 行列が出てくるところこそ、要塞そのものなんですけど・・・。何か、しょぼくないか? どちらかと言えば、メルヘンチックにも見えるお城に感じました。


 気になるかたは検索してもらえれば、多分古本とかで表紙くらいはわかると思います。


 表紙を描くイラストレータさんと、挿絵のイラストレータさんが違うことで、こんな違和感が発生するのですが、日本ではありえないことですよね。

 時折イラストレータさんが変わったりするだけで非難の声が上がったり、第一巻から全て装飾を作りなおしたり(そうすると前のイラストレータさんが否定されているようで可哀想ですが、契約の問題があるのでしょう)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ