FFシリーズ ~ 火吹き山の魔法使い~ その5
また冒険に花を添えるのが魅力的なモンスター(当時はそう呼ばれていたので、その表現を使います)たち。ゴブリン、オーク、ジャイアント、ミノタウロス、ゾンビ、スケルトン、トロール、ドラゴンなど、いきなりオールスター状態です。
出し惜しみなんてしません。むしろ大盤振る舞いで冒険者を迎え撃ってきました。
もちろんダンジョン(というか、半分は洞窟だろうけど)の中は罠や仕掛け、謎や駆け引きもあります。次から次へとイベントが発生するので、冒険に飽きることなどありません。
これ、そのまんまTRPGのシナリオとして流用も出来ますよ。それくらい面白く、また作者の二人も頭をひねって作り上げたものだろうと思います。
このダンジョン。不思議だなと思うのは、少なからず住人っぽいキャラが登場することです。
設定的には魔法使いザゴールの部下になるキャラクターではあるのでしょうけれど、そうしたキャラって、意外と平和的なんですよね。こちらから仕掛けない限りは、あまり戦闘になりませんし。
ラスボスは魔法使いザゴール。ザゴールでござーるですね(元ネタの『バザールでござーる』なんて、三十年くらい前のCMだな・・・)。
魔法使いの出で立ちで、堂々とした振舞いで登場する割には、魔法使わず肉弾戦かよっ!! いやいや、魔法使いなんだから、魔法を使おうよっ!!
プレイしている当時は気にもしませんでしたが、今更ながらおかしなところに気付いてしまいました。




