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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #27 【そしてグループ活動終焉へ】

 そして卒業を控えた3月、卒業旅行に行きました。でも行かれたのは私を含めてたったの3人。既に就職先の研修が始まっていたり、まだ在学中だったりと、都合もつかなくなっていました。

 最終日を除いて天候も最悪状態で、観光というよりも移動ばかりの旅行でした。何しろ、初日から夜の船に乗って出発ですからね・・・(私は反対したけれど、多数決で負けました)。軽い船酔いになった上に、大部屋に他の客と一緒に雑魚寝状態でしたから、全く眠れませんでした。高くても絶対に個室が良いです。

 船が到着したのは和歌山県の那智勝浦でしたけれど、そこから北上して伊勢に向かい、最後は奈良県を突っ切って京都に行く計画でした。見るからに、滅茶苦茶な計画ですね。しまいには言葉をかわすこともなくなってしまいました。

 これが切っ掛けで、旅行をするときは絶対に一人で行うようになりました。一人旅は楽ですよ。


 けれど何故かこの時、ルールブックとテープレコーダーは持って行っているんですよね。多分、誰かがビジネステレコ(ICレコーダが無い時代はこれでした)みたいなものを持っていったのでしょうけれど、録音したテープが残っています。何が話されているのでしょうか・・・。今まで一度も再生したことがありません。

 因みにこれが、今のところ私が最後にプレイしたソードワールドRPGとなりました。


 実質的に、これで解散となりました。実働期間は7年でした。

 それから三十歳くらいまで、初詣や集まっての飲み会が何度か行われましたけれど、それは友人としての集まりになっていました。もちろん、多少なりともTRPGっぽい話にはなりましたけれど、もっぱら仕事の話でした。

 テーブルを囲ってサイコロ振っていた少年たちが、お酒を飲んでおつまみを食べている光景は、とても不思議に感じました。

 現在、最初期のメンバーも含めれば、殆ど所在不明になってしまいました。仲が悪くなって疎遠になったわけではなく、仲が良いまま疎遠になったことが、まだ救いなのだろうと思います。

 社会人になり、それぞれの人生を本格的に歩みだすと、自然とそうなってしまうのは、アラフィフになって納得できるようになりました。

 けれど、みんな元気にしているだろうことを信じています。


 このエッセイで思い出せる限りのことを書き出しました。30年も前(90年代前半・平成の初期)の話が殆どでしたけれど、結構覚えているものです。

 それだけ楽しい時間をみんなで作り上げていったのだろうと思います。


 エッセイ的な話は今回でおしまいです。ゲームブックから始まり、長々と読んでいただきありがとうございました。


 新たな展開としましては、今も手元に残る大量のゲームブック、関連資料本、関連雑誌(当時のドラゴンマガジン、RPGマガジン、タクテクスなどがあります)、TRPGのルールブックなど、それらを引っ張り出して紹介してみたいと考えています。


 はっきり言って、ゲームブックを除くと殆どが買ってそのまんまです(ゲームブックもクリアできずに終わったもが幾つもある)。

 買ったものの一人じゃプレイできず、そのままの状態のTRPGも何冊かあります。

 当時の富士見書房や角川書店(現KADOKAWA)から発売されたものが大半ですが、今の若い子たちは殆ど知りもしないTRPGばかりでしょう。国産TRPGが始まった頃は、乱発状態だったのです。

 また他社から発売されたマイナーなTRPGのルールブックなども、少なからずあります。


 そんな眠っていた数々の代物が、まさかアラフィフになって、再び引っ張り出されることになろうとは思いませんでした。

 もしかしたらこのために、当時の私は買い集めていたのかも知れません。


 しばらくこのエッセイは休養になるかと思います。次の展開を考えたものの、原稿がほぼないからです。

 別サイトで掲載していた頃に書いた4話分だけ見つかりましたが、それではすぐに尽きてしまうからです。

 ある程度のストックが整うまで、しばしお待ちください。

 それまで、私の別の作品を読んでいただければありがたいです。

 ジャンルによって名義を変えていますが、全て私本人です。

  

 まずはここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 今後ともよろしくお願いいたします。

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