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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #23 【その後のことなどを少しだけ】

 せっかくなので、毎年みんなで行っていた初詣の話を少し。場所は最寄駅附近に昔からある小さな村の神社でした(建立年月が今も不明とのこと)。当時はまだ人口も少なく、かなり余裕でお参りが出来たのですが、住宅地化が進んでからは大変な混雑となり、お参りまで相当な行列となりました。


 みんな社会人になり、メンバーの一人が運転免許を取ってからは、初日の出を見ることも加わりました。若かったから行動力もあり、何度か遠くの海辺まで見に行ったこともありました。

 でも、これって、徹夜になるから最後はとてもきついんですよね・・・。徹夜は今も昔もとても苦手ですので。

 いつも帰りの車の中で、私は爆睡状態でした。気づいたら帰り着いていました。


 こうしたみんなでの初詣は三十歳になった頃まで続きました。TRPGはやらなくなっても、友人関係は続いていたのです。本当に良い友人たちだったと思います。


 けれど段々と都合がつかなくなり、自然消滅になりました。

 それまでは初詣以外にも、集まって飲んだりしていましたけれど、やはりこの辺りがスケジュールの限界だったのかな・・・と。大人になってしまえば、仕方がありませんね。

 現在、まあまあ連絡がつくのが一人、年賀状が続いているのが一人。後は消息不明です。


 一人はご実家が取り壊されて更地になっていたり、また別の一人はご実家は残っているもの(ご両親は存命でしたが、今更尋ねるわけにもいかないし、顔も覚えていないでしょう)の、何だかとてもひっそりしていたり。

 そうした様子を見ると、懐かしくも寂しく感じます。

 

 次回から本編に戻ります。

 わきあいあいとTRPGを行っていた時は、ずっとこの関係が続くと思っていました。

 けど、社会人になってしまえば、それぞれ事情も出てきます。

 私も途中で失業して、一年間も無職で過ごしましたし、他にも転職や無職をしたメンバーもいました。

 連絡がつかなくなった人たちは、結婚しているのかな??

 

 やっぱりあの十代の頃というのは、とても特別な時間だったのだと感じています。


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