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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #21 【恒例となった大晦日ソードワールドRPG】

 そして迎えた91年の大晦日。

 やはりこのときも初詣に行こうと集まりました。出発するまでの時間が5時間ぐらいあったので、それまでソードワールドRPGをプレイしました。

 この時は市販のシナリオを使って、その時限りのプレイでしたけれど、取り敢えず録音したテープは残っていますが、結局、聞き返すことはありませんでした。

 でもこの時のプレイが切っ掛けとなって、大学卒業するまでは大晦日でのTRPGが恒例行事となりました。


 年が明けて1992年(平成4年)。その年はみな高校3年生に進級し、一人を除いて(工業高校だったので、就職希望だった)受験を迎えることとなりました。とは言っても、半分以上が付属高校に通っていたため、そのままエスカレータ式で進学することがほぼ決まっており、一般受験を目指すのは私を合わせてたった二人でした。

 この時代は異常なまでに大学受験が加熱した時代でしたので、付属高校の人たちはとても羨ましく思っていました。


 本格的に受験勉強を始めるのが4月からということで、それまでの3か月間しかプレイする時間がありませんでした。

 その年の1月下旬か2月の初め頃、前年の春先に作った一番最初のリプレイの続編を作ることになりました。設定はその子どもたちの世代ということでした(エルフなど一部の種族では矛盾が生じたが、それは誰も気にしなかった)。この時に再びGM1号さんがGMの座に就き、以後、それは殆ど変ることなく定着したものと思われます。


 またこのプレイも録音されました。この頃はことあるごとに録音していたと思います。

 ゲーム的にはその日限り、恐らく4話程度で終わってしまったと思いますけれど、その時のテープは完品の状態で私のもとに今も残されています。

 なので大学時代までに何度かリプレイに起こそうと思ったことはありますが、結局それもとん挫してしまいました(その頃はもっと自分の執筆の方に力を入れていたので、そっち優先でした)。

 もはや30年以上も経ってしまうと、どんな内容であったのかはさっぱりわかりません(ただし、ソードワールドRPG)。キャラの名前もどうだったのか覚えていないので、再現は難しいでしょう。

 

 グループとして、活動休止前に最後の動きがあったのが、確か四月に入ってから。メンバーのうち都合のつく4人で神保町を訪れました(その前日には集まってプレイした覚えがあるので、恐らく春休みの終わりと思われる)。


 神保町では書泉ブックマートに行って(現在のABCマートのビル)、TRPGの本を探したり、サイコロを探したりと、そんなことをしました。ブックマート、無くなってしまったのは残念です。グランデが引き継いでいますけれど、やはり私たちの思い出の地はそこだったので、思い入れがありました。

 閉店する一年前に何となく訪れて、それから建物の写真を撮ったのですが、それが最後となりました。

 今の大学受験はよくわかりませんが、当時に比べれば随分と楽になったと思います。

 何故かと言えば、一番は子どもの減少。我々の時代は定員に対して、圧倒的に子どもの数が多すぎたため、浪人が当たり前だったのです。むしろ現役合格が難しい時代でした。

 今は定員割れとか、Fラン大学とか揶揄されることもあったりと、大学名にこだわらなければ、随分と入学しやすい環境であると思います。


 また受験の方法も今の方がずっと幅が広いです。何度もチャンスがあって羨ましいです。

 あの時代はようやく少しだけ、複数日の受験が可能になったくらいで、普通に筆記試験でした。マークシートもあまり導入されていませんでした。

 

 私の出た大学は当時中堅の下くらい。それでも知名度は高い大学でした。スポーツ関係で実績が高いと思います。

 今も知名度だけは高いですが、Fラン大学扱いされているようで、見れば偏差値も30台から40台半ばが多くなっていました。随分と下がったものです。

 それでも母校は大好きです。

 ただ残念なのは自分が卒業した学科が消滅していること。国はあっても生まれ育った家がないような状態は寂しい限りです。

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