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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #19 【次の動きは9月になってから】

 次にグループとして動きが出たのは9月に入ってからでした。現存する当時のテープを見ると、1991年(平成3年)9月1日の日付が書かれていました。この時代はまだ土曜日に授業がありましたので、間違いなく日曜日であるはずです。

 夏ごろに行ったゲームの続きで、それぞれの役割に変更はなし。ただし一人は都合がつかなくて欠席していました。


 この時は2本分の話が残されました。

 リプレイの様子を久々に読み返してみたのですが、まずは物資輸送の護衛ネタ。ゴブリン退治をして戻ってきたパーティに、盗賊団から護衛して欲しいという依頼がやってくるものでした。護衛ネタもシナリオにしやすいものじゃないかなと思います。


 でもただの護衛の話ではなくて、ちょっとひねってありました。物資の中に子どもが紛れ込んでいて、病気の両親の薬を買うために、金目のものを盗もうとしていたところを、見つかるという場面がありました。

 結局、近所の神殿の司祭のところに行って、治してもらう展開になっていました。今に思えば、無償で解決というのはおかしな話ですけれど、そこはゲームですのでね。


 その後、メインとなる盗賊団が現れて戦闘になったのですが、やはり戦闘はとても長く続いていました。

 それに読み返すと、このパーティ、はっきり言って弱すぎでした。各々の技能がどうであったのかは、もはやわかりませんが、総合的にバランスが悪かったのかも知れません。


 一部の荷物は盗まれたものの、盗賊団から逃げ切った形でどうにかこうにか決着がつきました。最初からそういう展開を狙っていたのか、それともGM2号さんの判断で方向転換したのか。

 いずれにせよ、この話は締めくくられました。


 目的地に到着した後、少しアドリブが入っていて、酒場で飲み比べが行われていました。そう言えばTRPG上だと、未成年でも何故かお酒に走るんですよね(笑)。

 この辺のアドリブは一種の呼吸みたいなもので、自然と面白い掛け合いが出来ました。

 この時の飲み比べゲームは、単なるサイコロ判定(どっちが大きいか)で決めていましたけど、飲み比べを要求したドワーフキャラが、まさかの1ゾロを出していました。急性アルコール中毒の判定になっていて、一同大爆笑していました。正にTRPGは筋書きのないドラマですね

  

 みんなが集まってゲームをすると、不思議と愉快な方向に展開が向くことが多いグループでしたけれど、今に思えば一種のマジックだったのかも知れません。

 十代の頃の良い思い出です。

 私が子どもの頃は、当たり前に土曜日に授業がありました。午前授業だったので、お昼でおしまいでしたけれど、別に珍しくもないことだったのです。小学校時代は、一時限あたりの時間も5分短かったかも知れません(もう覚えていませんけど)。

 高校は3時限目で終わったような気がします(これもはっきり覚えていません)。


 自分はギリギリ、週休二日制の恩恵を受けずに終わった世代です。

 高校3年生の2学期に、試験的に第2土曜日だけがお休みになる「実験校」になったお陰で、最後の半年間ほどはそうなりました。とは言っても、翌年の2月からは自由登校でしたので、実質4か月程度しか経験していません。

 その分、私の時代は8月31日まで夏休みでした。この話のようにそれが土曜日だと、9月1日まで夏休みです。


 現在の夏休みは少し短いながらも、逆に秋休みがあって、前後期制になったとか。私が通っていた小中学校には、そんな変化がありました。

 三十年以上前から四十年ほど前の話になりますけれど、これだけ時間が流れれば世の中も変わるものと思います。

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