TRPGグループ活動の時代 #13 【仕上がったリプレイ原本から、次のステップへ】
さて出来上がった原稿を元に、挿絵を入れました。私は絵心がないのでそこはパスしましたが、メンバーのうち二人が何枚か描いてくれました。今だったら噴き出してしまうような挿絵もあったのですが、まあ、それはそれで今では良かったと思います。
このエッセイのおおもとを作る際、数年前(2018年頃)になりますけれど、部屋を整理した際、当時の生原稿と下書きノートが丸ごと見つかりました。
2022年になった現在も残してありますけれど、こういうのが黒歴史っていうんじゃなかろうかと、アラフィフになって実感しました。
取り敢えず表紙と挿絵も一応出来上がり、考えた末にリプレイ本そのもののタイトルも決まりました。今に思うと、殆どその場のノリで決めたような恥ずかしいタイトルですので、ここにはとても書けません。これもまた黒歴史の一部です。
準備は完了でしたが、最後の最後、大きなハードルが存在していました。それは印刷と製本です。
さすがに同人誌的なきちんとしたもの(自分のイメージとしては、学校の文集みたいな造りだった)は無理でしたので、10円コピーレベルの印刷をすることにしたのですが、さすがにコンビニで大量コピーするわけにもいきません。
そこで考えた結果、誰かの発案だったかは覚えていませんが、その当時、駅に近いところにあったコピー屋さんに持ち込むことになりました。
コンビニのコピー機は当時から10円でしたけれど、モノクロしかありませんでしたし、性能的にはまだまだな時代でした。トナーのノリがイマイチで、少なからずかすれてしまうのです。
普通紙とは言っても、その紙質の問題もあったと思います。
今のように写真さえも綺麗に転写できるような普通紙ではありませんでした。
そう言えばその頃はまだ『藁半紙』(わらばんし)が使われていました。茶色で、安価だったので、学校のプリントではよく使われていましたね。今の若い子たちは見たことがないかも知れません。
けど紙質的にはよくないですから、紙詰まりとかはどうだったのでしょうかね。恐らく現在の複合機やページプリンターに突っ込むと、それに対応していないから紙詰まりを起こすんじゃないかなと思います。
ただし、もう製造されていないようですけれど。




