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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #08 【新メンバー加入】

 そして1990年(平成二年)の秋ごろ、新たなメンバーが一人加わりました。同じ中学の友人で、グループ内の別の友人の誘いで参加することになったのです。

 私も中学一年生の時に同級生で友人関係にありましたが、卒業してからというもの会う機会がありませんでした。こうして再びご縁が出来たのは、グループ活動のお蔭ですね。

 そしてアラフィフになった現在も交友関係は続いています。他のメンバーの消息は殆ど掴めなくなった中で、こうして縁が残るのはありがたいものです。


 しばらくはそのまま『ロードス島戦記RPG』を続けていました。ゲームの内容は全く覚えていませんが、多分誰かのオリジナルだったはずです。

 半減したグループが若干盛り返して6人体制になり、ここで再スタートとなりました。


 うっすらですが、僅かに覚えていることと言えば、自分はこの時『戦士』のキャラクターであったこと。数年前の部屋の整理で、その時のキャラクターシートが発見されました。


 あと、これはうろ覚えですが、ここでもカセットテープに録音していたと思います。このテープは手元にないので確信はありませんが、何となくそんな気がするのです。確かであれば、自分以外の誰かが持っていたのだろうと思います。

 いずれにせよ、何の形にもなっていません。当時は打ち込む手段と印刷する手段が身近になかったことも、その原因の一つだと思います。


 現在であれば自宅で全部が可能です。出来上がったものをPDFにして各自に配布することも容易でしょう

 ですが平成の始まりの頃は、こうしたことを全くの素人が行うには、時間とお金と労力がかかり、とにかく面倒な時代でした。


 多分その年の暮れか年明けまで、ダラダラとこのシリーズは続いたと思いますが、『ロードス島戦記RPG』を行ったのは、それが最後だったはずです。その後ルールブックの『2』が出版されたり、派生した『クリスタニアRPG』のルールブック(そう言えばコンプティークに付録でついていた最初期のものも、整理したときに出てきました)が発売されましたけれど、一度もやることなく終わりました。

 私を含めて何人かは購入したはずですけれど、『ソードワールドRPG』に一本化されてしまったことが、大きな要因でした。それだけ魅力のあったTRPGなのだと、改めて感じています。


 余談ですが、後に『フォーチュンクエストRPG』も発売しまして、それも買ったのですが、今も本棚に並んでいます。この頃は小説やコミックで人気のあるものを、無理やりTRPG化していたんじゃないかなと(そしてコケた)。

 

 こんな感じで、年末まで続いて行ったと思います。恐らく2、3回くらいは集まっていたこと思います。みんな段々と高校生活の方が忙しくなっていきましたが、何とか連絡を取り合って続けていました。

 今回の『なろう版』にアップデートする際、本棚を少し調べてみました。奥付を見ると、『フォーチュンクエストRPG』は1991年8月頃、『クリスタニアRPG』は1992年4月頃の発売でした。

 ただし、まだこの頃は奥付の日付と実際の発売日にズレがあったと思いますので、多分一か月くらい前倒しになっているはずです。

 

 またこれらのTRPGについて、正確には『RPG』ではなく共通して『コンパニオン』となっていました。今更ながら気づきましたが、現在は『RPG』に改められているようですので、こちらを使います。

 因みにここでいうところの『コンパニオン』というのは、恐らく案内役みたいな意味合いではと思います。


 この頃、『クリスタニア』は当時の角川書店で展開されていました。

 後に色々あって、後発のメディアワークス社(まあ、今じゃ同じKADOKAWAですがね)の方に版権が移って、ややこしいことになったのでしょうね。

 結局、小説もとん挫してしまいました(一応、出版された小説は全部読んだ)し、RPGの方も思ったほど伸びなかった印象があります。

 現在の電撃文庫とは大きく異なる系統なので、再開は難しいのかな・・・。

 色々と不幸な歩みをしてしまい、名作になり損ねてしまった冒険ファンタジー小説だと思います。

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