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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第3章 TRPGグループ活動の時代

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TRPGグループ活動の時代 #06【グループの聖地だった書泉ブックマート】

 前回、神保町にあった書泉ブックマートの話が出ましたので、覚えている限りその頃の話をしてみようと思います。やっぱりこれもグループ活動の一つでしたし、思い出に変わりありません。

 まず高校の友人に案内されて、私が書泉ブックマートを訪れました。そのことをグループのみんなに話し、興味を持った何人(三人か四人だと思う(かで訪れることになりました。

 以降、大学卒業時まで何度か一緒に訪れました。当時は三省堂や書泉グランデよりも、書泉ブックマートばかりでした。

 多分殆どここしか訪れたことは無かったと思います。個人で出かけるときは、他の書店も覗いていました。


 この書泉ブックマートが、2015年秋に閉店になってしまったのは、とても残念です。最後に訪れたのは2014年で、古本まつりの時でした。

  

 90年代はよくお世話になりました。ここを覗けば、探している本や雑誌は、およそ手に入りました。

 当時の二階がTRPGコーナーで、関連本や関連雑誌のバックナンバー、海外からのボードゲームや様々な種類のダイスも販売されていました(メタルフィギュアもあったのかも・・・)。テレビゲームの攻略本もこのフロアにあったと思います。


 三階に行くと、アイドル関係のものやコミックだったように思います(三階へ上がる階段には、アイドルのテレカとかを並べたショーウィンドウがあったと思う)。写真集やイラスト集もこのフロアだったかも。

 他に何のコーナーだったか思い出せないエリアがありまして、多分そこは自分の興味の無いものがあったのでしょうね。

 一階は少し規模が小さいながらも普通の書店に近い作りでした。


 とにかく既に30年前後の年月が経過しているため、記憶があいまいです。もしかしたら違う時代のレイアウトも混ざっているかも知れません。


 最後に覗いた2014年秋ですと、昔の面影は多少感じられたものの、やはりどこか違ったような感覚がありました。20年近く時間が過ぎてしまえばそんなものですね。


 2014年に神保町を訪れたのですが、目的を持って訪れた(この時は古本まつり)のはいつ以来だったか覚えていません。それくらいブランクがありました。

 目的と言っても、『ぽっかりと空いてしまった心の穴を埋めるための手立て』として、かつてみんなと訪れたこの場所にやってきたという感じです。この年の春、実は病気で家族を亡くして、空虚な時間を過ごしていました。

 

 その時は古本まつりも楽しめなくて、違和感を感じて、自分だけが浮いているような感じでした。それがあったから、翌年は行かなかったのです。

 2016年になるとようやく心も落ち着いて、そこから毎年数回のペースで訪れるようになりました。


 コロナの影響もあって、二年ほど古本まつりが中止となっていますが、今年はどうなのでしょうか。本好きに取っては一大イベントなので、気になるところです。

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― 新着の感想 ―
私も学生の頃を思い出してしまいました。 長らく行っていなかったので知らなかったのですが閉鎖したのですね……書泉グランデや秋葉原のブックタワー共々、よくお世話になっていただけに驚きました。確か海外のTR…
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