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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第5章 もっと広い冒険舞台へ!

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~トンネルズ&トロールズ ルールブック~ その5

 冒険者にとって大切なものは、職業と種族と魔法。もちろん『T&T』でもちゃんと用意されています。

 現在のシステムはどうなのかわかりませんが、ここではあくまでも当時の内容について、お話しようと思います。


 冒険者の職業。当時の『T&T』では四種類用意されていました。戦士、魔術師、盗賊、魔法戦士。

意外と少ないんですよね。もちろん一度決めたら、クラス変更はできません。

 そして何故か僧侶がありません。存在しない世界ではないはずですけれど、どうして作られなかったのかは謎のままです。『D&D』ではクレリックとしてその存在価値は高いものでしたが、それとの差別化をはかったのでしょうかね・・・。

 もしかしたら今の『T&T』ではその点が改善され、更に職業の幅が広がっているのかも知れません。未読なのでその点はわかりません。

 何度か書いていますが、あくまでも当時の思い出を大切にしながらこのエッセイを書いているので、新しいものには今のところ手を出していないのです。ご了承ください。


 さて、話を戻しますが、ここを御覧の方々であれば、これらがどんな職業なのかは名称を見ただけでわかると思いますので、細かい内容は省略します。


 大きな点としては、戦士以外の三つの職業は、それぞれ魔法が使えることになっていました。

 盗賊も魔法が使えるのです。魔法なんて使えてしまったら、それこそ怪盗じゃないですか? 今の時代だったら、そんなキャラクターもありですけどね。

 ただしこの時代の『T&T』では、誰か魔術師から教わらなければなりませんでした。魔術師組合(当時の表記を使います)に入ることは出来ないからです。

 普通に考えても当たり前ですよね。盗人を入れるわけにはいきません。

 また武器もそこそこ使えますが、戦士ほど上手に扱う器用さは無いとされています。

 それでも状況によっては、中々ユーティリティな職業になるんじゃないかと思います。


 魔法戦士は選択することが出来ず、全ての能力値が最初にサイコロを振った段階で12以上でなければならないとされています。ここの訳では『速度』が抜けていましたけれど、恐らくこれも必要ではないでしょうか?

 この職業を除くと、当時の『T&T』は戦士、盗賊、魔術師の三種類しかありません。僧侶は設定されておらず、代わりに回復魔法があります。


 飛ばしてしまった戦士と魔術師。戦士は戦いのエキスパート、魔術師は魔法のエキスパートです。わかりやすい説明ですね。読んでいるみなさんであれば、これで十分でしょう。

 

 因みに戦士のモデルはロバート・E・ハワードのコナン(あの有名な名探偵のことじゃないですよ?)、魔術師のモデルはトールキンのガンダルフとアーサー王伝説のマーリン、盗賊のモデルはフリップ・ライバーのグレイ・マウザーやジャック・ヴァンスの切れ者クーゲル、魔法戦士のモデルは特に書かれていませんでした。改めてこうして見ると、私が知らない名前がたくさんあります。

 今の時代だったら、アニメにせよ、ラノベにせよ、異世界冒険ファンタジーの主人公では、魔法戦士がすっかり珍しくなくなりましたけど、この時代は稀な存在だったのでしょう。


 自分は殆どの場合に戦士を選んだ覚えがあります。ソロ・アドベンチャーで遊んでばかりで、シナリオの作りが殆ど魔術師向けではなかったからです。本当は魔術師が好きだったのですけれど。

 魔法戦士はある意味、TRPGの花形ですね。スター選手です。流行りの言葉を使えば、まさに二刀流冒険者です。

 盗賊も二刀流になりそうですけれど、武器の扱いも魔術の扱いも中途半端なので、こちらはスーパーサブ的なポジションでしょうかね。


 ともあれ、キャラクター作りもまた、冒険前のプレ冒険みたいな感じがして、いつもワクワクしていました。

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