FFシリーズ ~地獄の館~ その9
それに謎の多い館だと思います。
当たり前と言えば当たり前ですね。今回は囚われの身ですから、ヒントとなる情報は最初に与えられていません。
脱出を模索しながら、少しずつヒントとなる情報を収集し、組み立て、生還するための糸口を見つけ出していきます。不思議と何故か、閉鎖的な空間にも関わらず、ヒントがあちこちにちりばめられているのはお約束ということで。
しかも最も重要になるアイテム、クリス・ナイフなるものも館のどこかに隠されています。あっ、ここはネタバレになっちゃいましたね。でもどうやって手に入れるかは、それぞれが頑張ってみてください。
このナイフが何故この館にあるのか? それは恐らく、自分のすぐそばに置いておくことで、誰の手に渡らせることなく、身を守るということなのでしょう。
当たり前ですけれど、こうした意図があるから、重要なアイテムが何故か敵地の真っ只中にあるというわけです。
そして当然のことながら『地獄の館』にはラスボスが存在するわけです。そいつを倒さない限りは、この恐ろしい館から脱出することは出来ません。
果たして、ラスボスは誰なのか? やはりドラマーの伯爵であるケルナー卿なのか? それとも裏で糸を引く何者かが、真のラスボスなのか?
何せどんでん返しがありうるのが、ゲームブックの魅力ですからね。そこを頭をひねりながら、読み解いていってください。




