FFシリーズ ~地獄の館~ その4
その時です。暗闇の中に明かりが灯りました。正に天の助け! 渡りに船! いや、ここに船は無理か。
ともかくこうなると、行ってみるしかありませんね。というか、行かないとお話が続いてくれません。
説明文によれば、雷に照らされた時に『君』は下を向いていたため、その様相を見逃してしまったとのこと。でも、館がひどく古く、廃屋寸前だったことを、あっさりばらしています。しかも電線が引かれていないことも。ということは、電話も無いんじゃないか?
つまりは文明からの隔離、現実との断絶を意味しています。こういうのって、ホラー要素が強いですよね。孤立状態になるはホラーに置いて必須事項だと思います。
それでも悪天候の中、館までたどり着き、助けを求めました。だって他に行くところないですからね。こちらに進むしかありません。
今にもぶっ壊れそうな館を訪れ、助けを求めると、中から燕尾服を着た長身の男がドアを開けてくれました。あっ、これ、執事さんってことですね。
馬面とのことですが、面長ってことで良いのでしょうかね? 本当にお馬さんの顔をしていたら、それこそいきなりホラー全開ですけど。
わけを話、中に案内されて、応接室に通された『君』。館の主人が現れるまでの間、そこで待つことになるのですが、意外にも室内はお金持ちふうの様相でした。それとも、この応接室だけがそれっぽく作られているのでしょうか・・・?
肖像画が何枚かかかっていて、それを調べることも出来ます。調べると・・・。
ホラー要素のある展開で、肖像画なんてものが出てきたら、当然動いたり、喋ったりしますよね。お約束の展開で、恐怖を感じる(恐怖点を被る)ことになるのですが、どんなことになるやら。
肖像画って、子供の頃はとても不気味に感じました。学校の怪談では、音楽室に飾ってある音楽家の肖像画の目が動いたとか、口が開いたとか、どうとか。
肖像画や絵画を用いた展開は今も登場しますし、絵画の中の世界に入り込む展開も、『ダンジョン飯』で見られました。こちらはホラーではなく、あくまでもダンジョン内にあるトラップとしてですけれど。
さて、そうこうしているうちにこちらに足音が近づいてきます。こいつはいよいよ、館の主の登場かっ!?




