~魔術師タンタロンの12の難題~ その17
この記事を書く前、最後にこの本を開いたのはいつだったか覚えていません。少なくとも中学生くらいが最後だったんじゃないかなと思います。
後に当時の『ウォーロック』でヒントと、最終的に解答が明かされました。
その号は処分してしまったようなので、何年かしてから改めてインターネットで調べて、解答を得ました。それを見ながらの執筆でした。
当時、確か解答を編集部に送って、正解者には何か景品が出たと思います。それが何であったかは覚えていませんが、大きなものではなかったはず。テレカだったような気がします。
今では殆ど見かけなくなりましたが、昭和末期はテレカがとても流行っていました。プレゼントの定番で、500円分と言えども、当時としては結構高価なものでした。
本書の正解者が何人だったかは覚えていませんが、大人数ではなかったと記憶しています。十人より多く、二十人よりも少なかったような気がします。
当時の『ウォーロック』に名前(本名・PN問わず)が掲載されたはずです。
そう言えばふと、『タンタロンの立方体』という言葉を思い出しました。何だったっけ?
便利なネットで調べてみたら、1991年に日本でオリジナル制作・販売されたAFF用のシナリオでした。そういうことか。
手元にないので、内容はわかりません。購入しなかったのは、既に社会思想社への興味がなくなっていたのと、お小遣いも限られていたから、自動的に外されたものと思います。
今となっては、ちょっと勿体ないことをしたなと思います。
当時のスティーブ・ジャクソン氏は、ゲームブックにおいても常に新しいものを作り続けてきました。ジャクソン氏は小説『トロール牙峠戦争』も執筆しました。
変わらぬ冒険ファンタジーの王道を進むイアン・リビングストン氏とは、全く別の考え方のようにも思えます。
それにしても、『TRPG冒険狂時代』で何らかの作品を取り上げるたびに、よくもまあ、捨てずに本棚に並べて置いたなと感心します。当時の殆どの子供たちは、ゲームブックに飽きて処分してしまったことでしょうし。
私は本好きというのもありますが、だからと言ってその後も開いていたわけでもありません。中学三年から大学四年生までの間は、すっかりTRPG(というか、ほぼソードワールドRPG)に染まっていましたから、ひっそりと片隅に追いやられていました。
それでも捨てず、一時期は本棚ではなく段ボール箱の中に封印されながらも、淡々と時を重ねていきました。タイムカプセル状態でした。
それが五十歳になり、こうしてまた引っ張り出して話をすることになるとは・・・。
これでも取り上げたのは蔵書のうちのごくわずか。だって詳しく読み込んで、書く時間が中々取れませんから。時間、お金じゃ買えませんよ。
仕事を辞めて失業者にならない限りは、まず無理です。
結局この一年半で取り上げられたのが、『サイボーグを倒せ』、『サムライの剣』、『魔術師タンタロンの12の難題』の三つだけ。『ソーサリー』や他のゲームブック、特に最もはまった『ドルアーガの塔』三部作など、いったいいつになったら取り上げられることやら。
さて、長々とつづってまいりましたが、今回のテーマはこれにておしまい。
最後に答えの数字だけを羅列します。詳細はネットで検索すれば、色々な場所で後悔されています。
問1「5」、問2「6」、問3「13」、問4「14」、問5「102」、問6「12」、問7「5」、問8「0」、問9「6」、問10「4」、問11「15」、問12「14」、問13「196」→石板を探しにレッツゴー! です。
あの時、答えを見つけられなかったかたがもし読まれているようでしたら、答えから逆算して、それぞれの難題がどんなものであるかを探るのも良いのではないでしょうか?
それでは次回もまた、よろしければお付き合いください。