~魔術師タンタロンの12の難題~ その14
見つけたホルンヘルムの財宝をフォリンの人々に返還。それによって、町は元気づけられました。
これからこの遺産で復興です。
未亡人となった奥様、セレンドラも号泣(かどうか知らないけど、涙を流していた)。取り敢えず、めでたしめでたしです。
いよいよ難題も大詰めです。次に向かった先は、エーゲ河の支流、カンブル河の浅瀬にあるカンブルサイドという小さな町。ガランタリアの国境付近にある町のようでした。
魔女の牙連峰という、名前からして恐ろしそうな山々が隣接しており、魔物たちがしばしば現れているとのこと。その魔物たちに宮廷に仕えるカサンドラがさらわれしまい、グレムリンたちに幽閉されているとのことでした。しかもグレムリンたちのなぐさみ者として。エッチなことされていないか心配ですね。
右側のイラスト見ると、無表情なカサンドラを中心にして、大きな錠前と、彼女を取り巻く蛇やトカゲ、鷹と思しき鳥と七人のグレムリンたち、そして何本かの大きな鍵も描かれていました。
グレムリンっぽいイラストもたくさん描かれていますけれど、単なる小兵のじいさんみたいにしか見えません。これもノームに近い感じがします。
グレムリンもよく出てくる魔物ですね。ゲームブックが日本で流行った昭和末期、時期を同じくして『グレムリン』という映画が大ヒットしていました。現在も年末になるとたまにBSのどこかで放送されていますね。
けど、これは別物と考えた方が良いでしょう。容姿も全く違いますしね。
さて幽閉されているカサンドラ。町から少し離れたところに、空中高くそびえる牢獄の塔がありました。塔の中に幽閉というのは、逃げづらいし攻めづらいというのもあるのかも。『ドルアーガの塔』も、よくよく考えてみると、そのパターンじゃないかなと思います。
上空から一気に攻め込もうとしても、絶対に強力な結界やカウンターの魔法攻撃などで守られているはずですから、それは難しいでしょう。下から地道に登っていくとすると、大軍勢では逆に動きを封じられてしまいますし、まとめて始末されるのがオチでしょう。
一見ひょろながで、防御力がなさそうな建物ですが、理にかなっているのではないでしょうか。
むしろお城のように幅広く、高層ではない建物の方が、逆に攻め込まれやすいように感じました。
ここで十一番目の難題です。
カサンドラが幽閉されている牢屋の扉には、当たり前ですが鍵がかかっています。
『本書の中から錠に合う鍵を探し出し、番号で示せ』です。鍵のイラストを見れば、確かに数字が書かれていました。なるほど、その番号ということですね。
また問題文には最初から『本書の中』と示されているので、全部のページを見直す必要がありますね。このページの他、探してみると・・・あれ? 多分他にはあのページしか無いぞ?
しかもこういうのは、よそのページにあるものだろうと予想がつけられるから、一気にあのページにある鍵のどれかと、限定されてしまうのでは?
それにしてもグレムリンたち。監視も置かないなんてねえ。職務怠慢です。




