~魔術師タンタロンの12の難題~ その12
指輪を見つけ出した後は、地下に逃れたカスパーの偽王ターグを探し出す冒険です。そのままカスパーに残るんだ。
冒頭につらつらと偽王と呼ばれる経緯が書かれていました。どうやらターグはかつて、本来の王であるコンスタイン王に仕える身だったようですね。
その王を裏切って暗殺し、自分が新たな王を自称したまでは良かったのですが、あっさり追われる身になってしまいました。ダメじゃんそれ。反乱、大失敗ってやつ?
偽王ターグはカスピッド山麓の待ち合わせ場所で、王妃ダヴィナと落ち合いました。いや、こいつも偽王妃じゃないのか? 因みにコンスタイン王の王妃様も死んでいることは、プロローグの方に書かれているので、駆け落ちとかではありません。
夜通し南の方に馬を進めて、友人である大僧正に会うため、イーチャムの修道院に入りました。かくまってもらうわけですね。誠実な友人だそうですが、相手が王様を殺したんだったら、ここは誠実に戒めるべきでは?
その三日後、二人はイーチャムの騎士ニーブリング卿のグレイクラウド荘園へ向かう際、この大僧正は護衛を務めたことが記されています。
ですが二日後、どんどん迫っていることを知ると、手を引いてしまいました。そりゃそうでしょうよ。
偽王、今度は自分が裏切られる立場になってしまいました。因果応報です。
その後の足取りは不明となります。
ここで九問目の難題です。『隠れ場所をつきとめ、その地点の東西、南北の座標上の数字を求め、合計せよ』とのこと。
イラストを見るとカスパー全体の大雑把な地図になっています。上下には左から右にかけて、1から5の数字が、左右には下から上に向かって1から6の数字が記されています。これは市販されている地図と同じ発想ですね。
隠れているであろう場所は全部で12。カスピッド山、廃鉱、カスパーの町、カーブの門、キャンビット・グータ城、シンクホール宿、イーチャムの村、キャットグレープ葡萄園、グライクラウド荘園、イーチャム修道院、癒しの井戸、頂の丘。
どこかにいるわけですけれど、それまでの話の流れからすれば、修道院と荘園は外れるでしょうね。
残る10の場所から推定して見つけ出さなければいけませんが、実際はノーヒントでした。よそのページも関係ありませんし、このページだけで考えなければなりません。
これ、言葉遊び(というのか、暗号に近いものだと思います)の発想が出来る人だったら、気づけるのかな? 私は全く思いつきませんでした。
クイズ番組で、『ランダムに並べられた文字を並べ替えると、何の言葉になるでしょうか?』的なやつがありますが、あの発想に近いです。




