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TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第5章 もっと広い冒険舞台へ!

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FFシリーズ ~サムライの剣~ その19

 穴の向こうには、粗削りの石で作られた奇怪な玉座がありました。挿絵を見ると、もはや悪魔信仰そのものです。八幡国の要素、どこにもありません。

 その玉座には頭巾をかぶった不気味な者が座っていました。おわかりでしょうけれど、本文中、もまだ名前は出てきませんのでそのまま行きましょう。

 その頭巾をかぶった者(男か女かわからないから、者になっているのだと思う)の前には、名刀『鍔鳴りの太刀』が横たわっています。これこそ、ザ・サムライ・ソードです。滅茶苦茶欲しいやつです。


 頭巾をかぶった者が顔をあげると、顔は真っ暗闇! ホラー! いや、これは怪談!

 頭巾をかぶった者は『君』に対して、『闇将軍イキル様を怒らせるとは、いい度胸だ』と誉め言葉を発しました。いや、誉め言葉じゃないか。

 でも、イキル本人が闇将軍と自称しているので、称号は闇将軍が正解なのでしょうね。ここまで着たら、闇でも影でもどっちでも良いですけれど。

 あと自分のことを『様』をつけて呼んでいました。結構強そうに見えて、実は雑魚キャラがつい口にしちゃう言葉です。


 『君』は教えられたとおりの言葉を唱えると、太刀は光を放って周囲の影を消し、あっという間に手元に飛んできます。やったぜ!

 一方の闇将軍イキルは金切り声をあげて叫び、頭巾を深くかぶります。形勢逆転ですね。

 ですがイキルは影魔人を呼び出して、『君』に攻撃を仕掛けます。ですがこの太刀を手に入れた『君』の敵ではありません。もちろん味方でもありませんけれど。

 太刀の力によって影魔人、撃破です。

 一方の闇将軍イキル、益々追い詰められました。窮鼠状態ですから、何をやるかわからない怖さもありますね。ここは慎重に次の出方を見なければなりません。

 

 イキルは奇妙な呪文を唱え、穴から奇怪なものが浮かび上がり、イキルを守るような形で取り巻きます。取り巻いたのは影でした。多分黒い霧みたいな感じじゃないかと思います。

 ですが恐れることはありません。太刀を構えて影を切り込むと、あっという間に消滅。『鍔鳴りの太刀』って、超強い!!


 ですが追い詰められたイキル。怪しげな呪術を使って、黒い稲妻を放出して応戦します。何でも闇なんですね。

 ですがある程度名誉点を貯めていると、再び太刀が輝き、そのまま黒い稲妻をかき消してしまいました。こうなるともはやLEDのような明るさですね。

 そしていよいよ本当の最終決戦、イキルとの一騎打ちになるのですが、長くなりましたので次回へ! 引っ張りますので、どうかお付き合いください。

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