FFシリーズ ~サムライの剣~ その18
そして最後は大鬼との大勝負です。
大鬼に勝てば闘技場での戦いは終了。見事この大一番を四連勝で乗り切ることが出来ました。
最後に大鬼は『君』の願いを一つだけ聞いてくれます。神々が作った戦いの場の掟によるものだそうですけれど、それだったら神様の力でこの大鬼をさっさと倒してくれれば良かったのでは?
神様の力はあまり下界に及ぼしてはいけないのかも知れません。
ここでは三つ選択肢がありますが、その中に一つだけ重要な選択肢があります。「鍔鳴りの太刀の秘密」です。
そもそも何でこの大鬼が知っているんだ? むしろ『君』に教えるのではなく、主である闇将軍イキルに教えてやるべきじゃないのか?
それに最初の『背景』による説明だと、迂闊に秘密を迂闊に教えてしまう者は地獄に落ちて、刀もこの世から消えてしまう設定でした。大鬼は元々地獄と縁がありそうですけれど、太刀が消えなかったのはこの場を作った神々の力のお陰でしょうか?
ともあれ、何故か大鬼が知っている太刀の秘密、ある言葉を唱えれば太刀は力を取り戻し『君』の手元に飛んでくるはずでした。あ~、そういう仕組みなんだ。
それだったらこの大鬼がその言葉を唱えて太刀を手に入れて、闇将軍イキルをぶった切ってしまえば、この大鬼が闇将軍になれるんじゃないの? そして天下統一!
などと考えましたが、説明には続きがあって、『高貴な魂の持ち主』限定でした。そういうことね。やっと納得しました。
それだけ伝えると大鬼は息絶えましたが、今度はその大鬼から抜け出た魂が『修羅』となって復讐に現れます。しつこいなっ!
でも直接戦っても意外と技術点も体力点も低くて、最後の悪あがきって感じでした。
もしアイテムとして『竜をかたどったひすいのお守り』を持っていると、それを使うことも可能です。どこかで出てきたっけ。
それを使うと坊さん(地獄地蔵とのこと)が現れて、亡霊を祓ってくれます。その挿絵があるのですが、大鬼の亡骸とこの坊さん、殆ど同じくらいの大きさじゃないですか。ということは、この坊さんも三メートルくらいある坊さん!?
八幡国は規格外の生き物が多数存在するようです。
その坊さんは亡霊を成仏させると、『君』の存在など無視するかのように消えてしまいました。せめてお礼くらいは言いたいところですが、それを言わせずに黙って去るところが、また渋くていいですね。
今度こそ戦いを終えた後、辺りの様子が一変します。闘技場の壁がチカチカ輝いたかと思うと、徐々に消えていきました。またもや異世界転移!
次の瞬間、黒い大理石の柱が並ぶ細長い大広間に『君』はいました。燃やされた炭の光が柱を不気味に照らしています。実際こんなところで炭火を炊くと、多分一酸化炭素中毒になります。
広間の先には巨大な穴があり、有毒ガスが立ち上っていました。こっちの方がやばかったか。
そしてその穴の向こうに見えるものは・・・?
長くなったので次回へ続きます!




