FFシリーズ ~サムライの剣~ その17
さあ、最終決戦への前哨戦です。トーナメント戦で言えば、ここが準々決勝と準決勝辺りになります。
扉の向こうは闘技場でした。観客は亡霊です。
先の扉でもそうでしたが、この辺りから何でもありの世界観で、もはや和風の要素はなし。作者さんたち、最後は開き直ってしまったのでしょうか?
でも私としてはこれはこれでOKです。サムライ魂を持って、アウェイに乗り込みましょう!
闘技場で待ち構えていたのは、大鬼とその手下。手下は巨大なガマガエル、巨大なカマキリ、山羊の足を持ち、二つの目が赤く炎のように燃えている身長五メートルの青銅の魔人。
大鬼を含めてこのチームの挿絵があるのですけれど、それを見た限り、青銅の魔人が最初大鬼かと思いました。青銅の魔人に角もありました。
一方で大鬼と思しきキャラ、どう見ても髭の生えた普通のおじさんのような容姿でした。だって角はないし、服装も隠れキリシタン風(に見えた)だし。陰陽師と呼ぶ方がまだ近いかも知れません。
でも、青銅の魔人と比べたとき、その挿絵から、大鬼は一応三メートル近くはありそうでした。ガマガエルもカマキリも、それに順ずるくらいの大きさであろうと推測できます。
この挿絵の中に『君』が写りこんでいれば、相対的に大きさがわかるのですけれど、この挿絵だけではわかりにくいものでした。
対する『君』ですが、闘技場に立つと、その背後には味方にした者たちが現れます。
つまり例えるなら、手持ちのカードをぶつけ合って勝負するようなものでした。現代にあるカードゲームにシステムは似ていますね。
順番に巨大なガマガエルから対戦スタート。蛙って、何が苦手ですかね? ほら、慣用句があるじゃないですか? 『〇〇ににらまれた蛙』って。アレですよ。
ただ戦いの内容を見る限り、巨大なガマガエル、コテンパンにやられていましたけど。
ただし、他にもガマガエルを倒せる味方がいます。それは秘密です。
もし手持ちのカードが尽きても倒せない場合は、即死ルートで下。
次は巨大なカマキリの登場です。しかも名前が『クルルク』。ガマガエルには名前が無かったのに、カマキリには名前があるなんて、実はとっても可愛がっているんじゃないでしょうか? この大鬼にもちょっとは可愛いところがありますね。
さて、カマキリ。どう倒しますかね~。カマキリって、何が苦手でしょうか?
初戦のガマガエルをどの味方で倒すかによって、このカマキリを倒すために使える味方の選択肢が変わっていました。
どうやら三匹の手下たちを倒せるルートは二つあるようです。
なお、味方が尽きても、力技で倒すルートがありました。ガマガエルではダメだったのに。
最後は青銅の魔人。名前は『ガルガンチュワ』。この青銅の魔人にも名前がありました。やっぱり可愛がっているのでしょうね。だったらガマガエルにも名前を付けてあげればいいのに。
かわいそうなので仮に『ぴょん吉』とでもしてあげましょうか。ド根性ガエルにあやかって。
この青銅の魔人も、味方の誰かによって倒すことが可能ですが、最悪、これも力技で乗り超えることが出来ます。滅茶苦茶強そうなのに。
一番弱そうな蛙だけが、即死ルートがありました。名前が無かったことのせめてものお詫びなのかも知れません。