FFシリーズ ~サムライの剣~ その11
まだまだ続きます。この『サムライの剣』の話、長いな。確かに自分は結構夢中になった作品だけに、何だか書いているうちに勢いがついてきました。
ここからはBルートの続きに戻ります。
ろくろ首の村から、ある意味這う這うの体で脱出した『君』でしたが、朝日が昇るときっとホッとしたことでしょう。太陽って、こんなときは誰にでも平等に安心感を与えてくれるものです。
現実世界では夏になると毎年酷暑なので、むしろ残酷な存在になりつつありますが。
『君』は谷をそのまま下って(つまり下流に向かっていると思われる)、赤茶けた大地が広がる辺境の地に足を踏み入れました。しかも霧が発生していて、その合間にはところどころ巨木が見え隠れしています。
赤茶けた土地ってことはあまり肥沃ではない土地なのでは? 巨木が育つかな? まあ、そこは異世界なので、こうした土に強い樹木が生えているのでしょう。
この場所で一日休んで体力回復をした後、再度霧の中を進みます。これ、道なんてあるのかな?
だだっぴろい霧の大地をさまようように歩いていると、重いひづめの音ともに現れたのは、巨大な黒カモシカ。説明文によれば、七十年前に絶滅したものと思われていました。どうやら生き残りのようです。
容姿は黒檀のように黒い大きな角(長さ五メートル)をを持ち、『君』に襲い掛かって来ました。
せっかくの生き残りですが、ここで『君』自身の手で、本当に絶滅に追い込むことになるかも知れません。何とも複雑な運命ですね。
倒すと、角の一部を刀で切り取ります。刀で切れるのか? 刃こぼれ起こすんじゃないの?
その角には、『白い蛇が巻きついたような奇妙な装飾が施されている』そうです。誰かが彫ったのかな? そもそも、説明文では『黒檀のような角』と表現しているのに、何で『白い蛇』なんだ??
う~む。この『サムライの剣』、相変わらずおかしなところが発見されます。
黒カモシカさんのお肉をそいで、二食分の食糧をゲット! でも、それって生肉だよね? 絶対に腐るだろう!?
せめてその場で火を通すくらいのことをしておいた方が良いと思いますけれど。
再び冒険を続けていると、ここでまさかの展開がっ! 何と、道を間違えてしまったとのこと! 何だそりゃっ! まさかの方向音痴かよっ!
平安川の上流に向かう道をたどってしまい、元のルートに戻るまで二日間余計にかかったことが書かれていました。でもその間、別に食糧が減った記述がありません。普通、何か食べているだろ? さっきの黒カモシカの肉、新鮮なうちにここで食べるとか。
ともかく北の方へ向かって、方向転換です。




