FFシリーズ ~サムライの剣~ その9
一段落したので、Aルートに戻ります。
次に『君』は『影の森』なる森を通過しなければなりません。安易な名前ではありますが、きっと何かやばいことが起きるのでしょうね。
そう言えばあらゆる異世界冒険ファンタジーでは、森に入るとたいてい何らかのイベントごとがありますね。ダンジョンと同じく、冒険の場としては定番なのでしょう。
FFシリーズで言えば『運命の森』がありますし、ソーサリー・シリーズですと、『魔法使いの丘』や『七匹の大蛇』では森での冒険があったはずです。
ところがこの影の森。一方通行に物語を進めていくと、やがて生き物が発する物音に気付きます。これはモンスターの出現か!?
そして不意に『君』はつまづいて、広い開墾地に出ました。何故つまづいたらいきなり開墾地(というか、森の開けたところと思われる)に入り込むのかわかりませんけれど、もしかしたら時空がねじ曲がっていて、ヘンテコな世界に迷い込んでしまったのかも知れません。
そこで『君』は竜に出会います。ドラゴンではなく、中国の竜でもなく、イメージとしては『まんが日本昔ばなし』のオープニングに登場するあのタイプの竜です。ゲームブック世代なら、直ぐにわかりますよね? 『坊や 良い子だ ねんねしな』辺りの竜です。
思わずタイトルロゴが浮かび上がって、タイトルコールであのかたの声が脳内再生されてしまいました。
この竜というのがちょいと意地悪で、二つの謎を出してきます。それを解かないと『君』を食べちゃうぞ~と。
けれどこの手のモンスター、何で食べたがるのでしょうか? 食べても美味しくなさそうなのに。
竜の出す謎ですが、次のパラグラフで竜自身が『謎々』って言っちゃいました。
その謎々を二問、無事に正解させると、その後、味方になってくれそうなことを言い残します。大鬼と戦わなければならなくなったとき、『地獄のお地蔵様』のご加護を祈るようにと、呪文のようなものも教えてくれます。
え? 『地獄のお地蔵様』って何!? お地蔵様ってむしろ仏様側のかたですから、極楽浄土とかじゃないの??
とは言っても、ここはタイタンのクールにある八幡国』。日本ではありませんから、我々日本人の常識とは何かがずれているものなのです。ナンチャッテ・ジャパンなのです。
一通りのことが済みますと竜はあっさりいなくなりますが、その後には竜をかたどったヒスイのお守りが落ちていました。幸運のお守りとのことで、これ、絶対に役立つアイテムでしょうね。
もし謎々に不正解でも、竜と戦って倒せば、この森を抜けられます。一応力技のパラグラフも用意されていました。ホントにそれでいいのか?
そしてようやくのこと、影の森を脱出!
『君』の冒険はさらに続きます。




