FFシリーズ ~サムライの剣~ その7
一方のBルート。やっぱりこっちも気になりますよね。
最初からこうして、はっきりとした別のルートが用意されていることで、少なくとももう一回は遊べるとプレイヤー側に伝えています。
おさらいしますと、『浅瀬川』から『水グモ沼』を通って、『山』へ向かうルートです。
ですが次のパラグラフに行ってみると、いきなり川の名前が『陰陽川』(おんみょうがわ)に変わっていました。『浅瀬川』って、どこに行った?
こちらは川に沿った東回りルートのようです。『東風街道』という道を進んで行きます。結構平和な様子が描かれて、街道に並ぶ露店の様子が描かれていました。
でも、何も買えません。めぼしいものはないということでしょうね。
てくてくとそんな街道を歩いて迎えた日の入り。宵の明星が空に輝いたころ、『君』が出会う農民の様子が変わってきました。あっ、これ、絶対にやばいやつだ。
炭焼きの森に入ると、怖いもの知らずの若者が、『君』に罵声を浴びせてきます。命知らずなやつって、どこにでもいますね。ここはキレて良いところです。
それなりにビビらせることに成功すれば、彼らも大人しくしてくれます。
罵声を浴びせた若者の父親(老人)が詫びを入れ、安全に一夜を過ごせる村に案内すると言ってきます。こういうの、罠っぽいですよね?
でもあえてその話に乗っかる方が展開的に面白くなりそうなので、ここは案内してもらいましょう。
その老人に長い道のりを案内されてやってきたのは、『観水楼』(かんすいろう)という名の谷の上。『美しく、静寂に満ちた谷によって引き裂かれた森林台地』とのことですけど、どんな地理的条件なのかピンと来ません。
石灰岩の崖の上から覗き込むと、この谷を形成する川の流れが見え隠れするとのこと。いや、夜だからあまり見えないんじゃ? 満月なのかな?
しかも次の一文、『明け方になって』から『鎮水の谷』(ちんすいのたに)に降りていく描写が描かれます。というか、夜が明けちゃったよっ!! 安全に一夜を過ごせる前に朝が来ちゃったよっ!
それに谷の名前がしれっと『鎮水の谷』に変わっています。最初に出てきた観水楼という素敵な名前は??
プレイしていた当時は何も気づきませんでしたが、色々と不思議な点が見つかってしまいました。