FFシリーズ ~フリーウェイの戦士~ その9
『呪いの野犬』の残党による最後の総攻撃。
『君』はきっと、昨晩はどんちゃん騒ぎで、お酒もたっぷり飲んでいたことでしょう。もしかしたら『勢力増強剤』の効果が残っていて、今度こそアンバーとナニかがあったのかも知れませんけど。
とにかくお疲れの状態で、きっと身体も二日酔い。そんな状態での戦闘が始まりました。
あっ、酔っぱらっていれば、今度は酔拳が使えるか! むしろ逆に強くなったりして(そんな展開はないので、あくまでも作者の勝手な妄想です)。
どうにかこうにか、『呪いの野犬』の襲撃をしのぎ、更には相手のリーダー格を拘束すると、部下たちはじわじわと後退を始め、遠ざかっていきました。リーダー、見捨てるのかっ!? 悪党どもの絆などこんなものですね。
また拘束したリーダー格をそのまま殺すのかと思いきや、逃がしちゃうんですね。これ、また襲撃に来るんじゃないの? こんな荒れた世界だったら、迷わず相手の命を奪わなければなりません。
何かそれっぽいセリフ、昔から色んなアニメで出てきたような?
そして脅威が去った後、やむなくインターセプターを置いていくことになりつつも、ガソリンを積んだタンクローリーを運転し、今度はニュー・ホープへ向けての復路の冒険が始まりました。
リビングストン氏、一つの物語の中に複数の物語をぶっこむの、この作品以前もやっていましたね。『雪の魔女の洞窟』です。あの時はシャリーラを倒す冒険と、倒した後の冒険に分かれていました。
基本的に一方通行になるゲームブックですが、その中でいかに読者を飽きさせず、ゴールまで引っ張っていくかが、大きなポイントなのだろうと思います。
出発して最初の夜の休憩。タンクローリーの中で眠るか、それとも廃ホテルに入っていくか。
因みに廃ホテルに入っていくと、変なじいさんが現れて、『ねずみの館』であることを告げます。ひょっとして、あなたがねずみ男さんですか?
そしてねずみをぶん投げてきます。そんなもん、投げてくるなよ! 不衛生すぎるだろ!
ねずみのじいさんは二階に引っ込んでしまいますが、どうやらここはこのじいさんの住処のようでうすね。これまでの悪漢どもとは様子が違いますが、やばそうな系の臭いを感じるので、ここは関わらないのが吉。
タンクローリーの中でお休みです。くそう。無駄な時間だったな。
そんなことがあったものの、往路最初の夜は無事に夜明けを迎えます。いや、ねずみをぶん投げられて、ちょっとダメージを受けて、あんまり良くなかったか。
ともあれ、ニュー・ホープへ向けての冒険続行です。




