FFシリーズ ~フリーウェイの戦士~ その8
その後もサン・アングロ目指して『君』は突っ走ります。無線をつけっぱなしにして、いつでも相手先からの連絡が取れるように準備するものの、全く通信は入らず。
また同様にして、さらわれたシンクレア氏の新情報もありません。
ですがその道中、思わぬ人物に出会います。サン・アングロから『君』を迎えに来たブロンド髪の女性、アンバーです。彼女の車体はコルベットでしたが、ハイウェイ・ギャングの襲撃にあって車輛は破壊炎上。
ちょうどそのタイミングで『君』が通りかかり、助けを求めたわけでした。
そのギャングの名前は『呪いの野犬』。これ、ひょっとしたらヘルハウンドのこと?
リーダーのアニマルという男は、サン・アングロの住民を皆殺しにして、石油を奪おうとしていました。
そこで彼女からの提案。夜中に奴らのキャンプに侵入して、車やバイクが動けなくなるように細工すると。何だかハリウッド映画みたいな展開になってきましたね。
しかも彼女、『呪いの野犬』に石油を奪われるくらいなら、自分たちは製油所とともに死を選ぶと。正に死なばもろともっ!
彼女を載せて30分ほど南下したところでいったん停止。その先に黒煙が立ち上るのが目に入りますが、そこがサン・アングロとのこと。
つまりは現在地とサン・アングロの間に奴らのキャンプがあるというわけです。
暗くなるまでの間、『君』とアンバーは隠れて休息を取りますが、その際彼女から貰うのは『精力増強剤』。しかもここにいるのは男女二人だけ。しかもくれたのは彼女。
こんなものを飲んだら、別のナニかが元気いっぱいになるんじゃないかと、そんなことすら考えてしまいます(当時と今では『精力増強剤』の意味合いが違うけど)。
暗闇に紛れての襲撃は一応成功したものの、相手を完全に壊滅状態にするに至らず。
ボスであるアニマルとの車輛戦に突入しますが、あろうことか痛み分け。どっちの車輛も使い物にならなくなってしまいます。
そこで行われるのが、銃撃戦か格闘戦。どっちを選んでも構わないのですが、やっぱりこういうときは格闘戦ですよ。正にこんなときこそ、J・Cばりのカンフー・アクションで、悪者をぶっ倒してやりましょう!
ボスのアニマルを倒しても(アニマルは死亡)、運試しによっては手下どもは、襲い掛かってきます。こいつらも片付けちゃえば、『呪いの野犬』は壊滅です。もう、サン・アングロを脅かす連中はいません。
『君』とアンバーは意気揚々とサン・アングロに到着して、熱狂的な歓迎を受けます。まるでスターの凱旋です。
取り敢えずはどうにか、石油のある目的地まで到着することが出来ました。
めでたし、めでたし・・・。と行かないのが、冒険というもの。翌朝、『呪いの野犬』の残党が、最後の襲撃を仕掛けてきたのです。
こいつら、ゴキブリ並みにしつこいな。