FFシリーズ ~フリーウェイの戦士~ その6
その後もハイウェイを進んで行く『君』は、事故車の大群でこれ以上進めなくなったハイウェイを降り、地上の道を走り続けます。ここで東西に進む選択肢になりますけれど、西に行ってみましょう。
更に進んでいくと川に突き当たりますが、川にかけられた跳ね橋が、中途半端な状態に上がったまま、錆びついていました。
たまたま世界が崩壊した時、開いている最中だったのか、それとも閉めている最中だったのか。
でも、ここをどうにかして飛び越えるか、戻って東に向かうかの選択しなければなりません。
ですが選択肢は決まっています。車ごと飛ぶんですよ! 昔の香港映画みたいなカー・アクションをやるんです。
しかも『君』は頭の中で計算して、時速130kmで橋を上れば、間を飛び越えて、反対側の橋に飛び乗ることが出来るだろうと計算します。どんな計算をしたのか知りませんが、中々の暗算力ですね。
けど、「飛んでみないとわからない」とか、後の一文が加わっていました。おいおい。つまりこれは「知らんけど」というやつか!?
でも、やるっきゃない! 『君』はアクセルをふかして一気に駆け上ると、勢いよくジャ~ンプ!
あとはサイコロ振って運に賭けるわけですが、しくじると橋から落ちて即死亡。それこそNG厳禁の一発勝負のアクションです。
また見事飛び越えてもその先には横転したトラックが行く手を遮っています。そこでまた華麗なるハンドルさばきが試されるわけですが、ぶつかっても装甲点の範囲内ならばセーフ。
どうにかこうにか、橋を渡り切ることが出来れば取り敢えずOK。冒険続行です。
いや~、このシーン。私の頭の中では、香港映画『スパルタンX』で見られたカー・アクションが再生されました。あっちはキッチン・カーでしたけれど。
最近、たまたま昔の香港映画を見たからか、思い切りかぶってしまいました。
そう言えば昭和時代、日本の刑事ドラマでもカー・アクションがたくさんありましたね。
あの頃の車って、かなりの距離を飛べるんですよ! ついでに爆発炎上もします!
今だったらCGで幾らでも誤魔化しがききますけれど、当時は工夫を凝らして、全てがガチで行われていました。もう出来ない演出ですよね。
そうした光景を子供時代のテレビで見ていたためか、どうしてもこの作品でのカー・アクションは、そんなイメージが浮かんでしまいます。




