表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TRPG冒険狂時代   作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
第5章 もっと広い冒険舞台へ! ~FFシリーズ extra~
152/205

FFシリーズ ~サイボーグを倒せ~ その2

 さてここでの主人公はなんと正義のヒーローです。でも我が国で活躍するようなヒーローとは違い、いわゆるアメコミ系のヒーローが登場するのです。

 その名も、『シルバー・クルセダー』。日本語に訳せば、『銀の聖騎士』となるでしょうかね。

 なお現在のものは『シルバー・クルセイダー』と修正されています(原本は持っていませんが、宣伝文句でそう表記されていたのを確認した)が、あくまでも出版当時(1987年)の雰囲気を損なわないためにも、また当時の翻訳を担当されたかたへの礼儀として、『シルバー・クルセダー』のままずっと進めていきます。ご了承ください。

 

 いつの時代も正義のヒーローは人気者ですね。日本では今の方が幅広い人気を獲得していますが、四十年ほど前(1980年代)は、男の子の小学生が対象で、それ以外は対象外でした。

 それに現在は美男美女。敵対する幹部もそうみたいですから、だいぶ変わりましたね。

 昔は良い意味で、ビジュアルよりもガチの男臭い人がヒーローを演じていましたし、敵のボスも強面(と言ったら失礼ですが、それだけ個性的で演技派だったのだと思う)俳優さんが演じていました。

 そう言えば子どもながら、『バトルケニア』と『デンジブルー』と『宇宙刑事ギャバン』の主人公が、何故同じ顔をしているのか、混乱しそうになりました。実は三つ子だったのかも知れません(笑)。


 物語の舞台は『タイタン・シティ』。いや~、この名前だけでも、プレイヤーの心を思い切りくすぐってくれるじゃないですかっ! くすぐったいのが苦手な私は、笑いが止まりませんよ!

 ですがこの『タイタン・シティ』は犯罪組織『恐怖結社』がはびこるとても危険な都市なのです。まさにSFのアランシア大陸状態です。この犯罪結社が行う犯罪から市民を守るのが、『君』の使命でした。

 どこの国であるのかは明記されていませんが、どう見たってアメリカでしょう。暗にアメリカをにおわせるワードがたくさん盛り込まれています。つまりここは51番目に当たる『アランシア州』でしょうか?

 そもそもアメリカには、『エリア51』という『UFOと宇宙人』を隠している・・・かどうかわからない秘密のエリア(公式に認められたから秘密じゃないけど)がありますから、51番目として秘密の州があってもおかしくありませんね。

 あと何故か、ここでは『火吹山の魔法使い』も、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』も発売中です。運が良ければプレイ中に発見できますよ。

 

 因みに『恐怖結社』の正式名称は『ヨーロッパ・アメリカ・破壊連合』で、単語の頭文字をとって『F.E.A.R』でした。これを『恐怖結社』と日本語訳した当時の翻訳者さん(奥付を見ると当時の本職は『会社員』で、いわゆる副業だったのではないでしょうか?)、秀逸です。ただ現在の版ではここのところがどうなっているのかは、商品の紹介文にも書かれておらず(『シルバー・クルセイダー』の表記は確認できた)、また現物を持っていないのでわかりませんでした。


 けど当時の版ではこれが何の頭文字なのかはわかりません。『E』は『EUROPE』で『A』は『AMERICA』であろうことは推測できますが、他は謎のまま。

 色々調べてみると『F』は『Federation』(連合)、『R』は『Ravagement』(荒廃・破壊)でしょうか。

 ですので、『Federation of Europe and America Ravagement』 。あくまでも勝手な予想ですけど。

 そしてこの『恐怖結社』の幹部たちが集まる重要会議の場所を探り出し、彼らの野望を打ち砕くことがこのゲームブックのメインストーリーとなっていました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ