FFシリーズ ~甦る妖術使い~ その10
ここからは再びダンジョン・アドベンチャー。
しかし今度は悪の秘密基地に侵入し、ボスであるラザックを抹殺しなければなりません。何だか昭和時代に見たヒーローものの最終回みたいな展開です。
現れた魔奴隷を倒し、そのローブをかぶって変装した『君』。まずは一人で乗り込んで、三時間が経って戻ってこなかったら、シャムとボーリーが入るという作戦になりました。
確かに人数分のローブがないからそうかもですが、こんなチープな変装でラザックを倒せるのかも疑問。それならば三人で押し入って、力技で勝負を挑む方がまだ可能性敵に良くないか?
雑魚は二人に任せて、自分はボスキャラのために温存。
まあ、FFシリーズは基本的にソロ・アドベンチャーですから、なんやかんや言っても一人にしちゃった方が、ゲームとして進めやすいのでしょう。
そんな訳で覚悟を決めて、ラザックがいると思われる納骨堂を目指しましょう。
しかし納骨堂の前で立ちはだかる(というか王座に座っているけど)のが、ラザックの石棺を守護するウンゴスという骸骨の君主。骸骨なのに、なぜか豪華な羽織やら、冠やら、随分と豪華絢爛ですね?
そんな骸骨さんとここで展開されるのはまさかの知恵比べ。しかもデッド・オア・アライブ? そんな状態がずっと続きます。
ここでの答えを、これまでの冒険で得ているか、否かがクリアできる大きなポイントです。
まるで『アメリカ横断ウルトラクイズ』の決勝戦みたいな緊迫感です。あの破天荒な企画、昭和だからやれたんだろうなあ。
因みにこの知恵比べで、どうしてラザックの親父さんの石碑を読む必要があったのか、その謎が解かれます。たったそのためだけかよっ!!
そしてついにやってきた納骨堂の先には、ラザックが待ち受けています。
ここから先、デス・ゲームの延長戦です。デッド・オア・アライブ再びです。
しかも条件が厳しすぎて、途中の冒険で一つでも落としていると即死。先ほどの骸骨の守護者からこんな展開が続きますが、ここまで厳しい展開を持ってくるなんて、過去のリビングストン氏の作品であったでしょうか?
もしかしたらジャクソン氏の『モンスター誕生』の難易度や物語性に触発されていたのかも知れません。
さて最後はラザックとの一騎打ち。やっぱり力技での対決ですね。
ラザックの剣を用いた『君』が、ラザックに引導をプレゼントしてやれば、ミッション終了の一歩手前! 倒したらこんな気持ちの悪いところに長居なんてしたくありません。即刻脱出です! 何しろ逃げ切るまでが冒険ですから!(おうちに帰るまでが遠足と一緒です)
脱出したところで力尽きたものの、待っていたシャムとボーリーに助けられ、無事ヤズトロモ爺さんのもとへと帰還。冒険の仲間が死なないなんて、珍しいですね。てっきり死んじゃうと思っていたのですけれど。
幾つか謎は残りますが、これでようやくミッションクリアとなりました。