FFシリーズ ~甦る妖術使い~ その6
その帰り道も色々とイベント盛りだくさん! ゴブリンに襲われて身ぐるみをはがされ、両手を縛られた挙句、高い木の枝から宙づりにされているハーフエルフの女性とか、通行の邪魔をしている丘巨人とか。
ハーフエルフの女性は挿絵があるのですけれど、パンツ丸見えってやつです。
ただハーフエルフと言っても、当時の描写ですから、むしろ魔女のような怖い容姿ですけど。この時代って、みんな強面ですからね。
それにしてもゴブリン連中、身ぐるみをはがして宙づりにするなんて、手の込んだ悪戯をしますね。
更に後で遭遇する丘巨人、身長6メートルって書いてあります。対して冒険者の『君』は、せいぜい高身長でも2メートル弱くらいでしょうか。こんなでかぶつとやりあうのか!?
でも丘巨人とのバトルののち、やつの洞窟をあされば、何かいいことがあるかも?
そう言えばせっかく手に入れたラザックの剣ですが、普段の戦闘でも使っているのでしょうかね? 技術点がプラスになるようなことも、全くありませんでしたし。
まあラザックにだけ有効な剣ということなのでしょう。
そして帰り道の途中、シャムと名乗る狩人と知り合い、仲間になります。ですが仲間になるまでの選択を誤ると即死が待っているので、ここは慎重にですね。よ~く考えましょう。
アランシアは危険な大陸ですから、相手に対しても、自分に対しても、お互い常に疑いの目が注がれているものと思わなければなりません。ホント、今の冒険ファンタジーがいかに平和で生ぬるいことか。
FFシリーズでお仲間なんて、ひょっとして『雪の魔女の洞窟』以来でしょうか? しかも仲間って、途中で死んでしまうのがお約束ですから、このシャムと名乗る狩人もその運命が待ち受けているのでしょうか?
そう言えばこのシャム。人種は書かれていませんが、挿絵を見る限り人間みたいです。
そんなこんなで、シャムとともにヤズトロモの塔へ戻ってみれば、ヤズトロモ爺さんはあいにく留守。珍しいこともあるものです。
ですがお庭の様子がちょっとおかしいことにも気づきました。薬草園はしなび、黒いとげを持つ藪が植物や薬草を追いやって、急速に伸びていました。たった数日の間にひどい変化です。
そんな時、突然塔の窓から大きなカラスが舞い降り、ヤズトロモの手紙を渡されました。それによれば『まだ準備に忙しい』とのこと。準備って何だ?
そして『ダークウッドの森の端にある丸太小屋で待っている』ことが書かれていました。果たしてこれ、信じていいものかどうか? 何よりもお庭があれているのが気になりますね・・・。
一抹の不安を覚えつつ、取り敢えず行ってみますか。じゃないと、話が続きませんしね。
せっかく戻って来たばかりなのに、すぐまたフィールド・アドベンチャーの第二幕となりました。
勇者に休息する時間はないのですっ!